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遊動亭円木  2011/02/21

 ★+

著者:辻原登


真打ちを目前に盲となった噺家の円木、金魚池にはまって死んだ、はずが…。
あたりまえの夜昼をひょいとめくると、摩訶不思議な世界が立ち上がる。
粋人のパトロン、昔の女と今の女、わけありの脇役たちも加わって、
うつつと幻、おかしみと残酷さとが交差する、
軽妙で、冷やりと怖い人情噺が十篇。谷崎潤一郎賞受賞の傑作短篇集。
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早雲の軍配者 2010/12/14

 ★★★★★

著者:富樫倫太郎


伊豆・相模の地を平定した北条早雲の次なる策は、
周辺諸国から領地を守る次世代の指導者たちを育てること。
風間一族の少年・小太郎は学問の才を見出され、
早雲の直弟子として日本最古の大学「足利学校」へ送り込まれた。
若き日の山本勘助らと机を並べながら兵法・占術・陰陽道・医術・観天望気・軍陣の作法など、
戦国大名のブレーン「軍配者」に必須の学問を修めた小太郎は、
やがて戦場で友たちと再会する…。



最高でした
私は、戦国時代の話って少し苦手なんです。
最終的におもしろいという評価になったとしても、
冒頭から興味を抱けるものって少なくて、最初はつまらないけど、
盛り上がったところから一気にワクワクして、結果満足な一冊になるという感じ。

最初から、最後までずーっとおもしろいと思えたのは、これが初めてです。
中盤もどこも飽きるということが少しもなかったです。


小太郎はもちろん、登場人物が全員魅力的。
小太郎に敵対する人も数人いて、憎らしいやつではあるのですが、
その人はその人で、憎らしいながらも人間らしくておもしろい。

唯一物足りないのが、冬ノ助、勘助の他に足利学校で出会ったもう一人の友人。
名前すら覚えていない、地味な存在。
大切なものを小太郎に送るほどの絆が描かれていません。
むしろ、私はこいつは何か損得を考えて接していると思っていたので・・・。

まぁ、本当に小さな不満ですけど。
こんな小さな不満は書く必要ないのですが、
他に不満がなさすぎて、ちょっと気になったのです(笑


今まで軍配者がどんなものなのか、それすらよく知らなかったのに、
かなり興味が湧いてきました。
武将ではなく、脇役であるはずの軍配者に、
よくぞ目をつけてくれたと思います。
ぜひ続編も読みたいですいや、読みます。
檸檬のころ 2010/08/16

 ★★★+

著者:豊島ミホ


保健室登校の女友達とのぎこちない友情。
同級生と馴染めない、音楽ライター志望の偏屈な女子に突然訪れた恋。
大好きな彼とさよならすることになっても、どうしても行きたかった、東京―。
山と田んぼに囲まれた田舎の高校を舞台に、「あの頃」のかっこ悪くて、情けなくて、
でもかけがえのない瞬間を切ないまでに瑞々しく綴る、傑作青春小説。



同じ高校を舞台にした連作短編集。
最初の、保健室登校の友達の話がなんの面白みもなく、
ハズレだと思ってしまったけど、その後の話がすごい好き

主に恋のお話。青春恋物語。
恋愛小説は無理・・・だけど「恋」ならまぁOKな私。

ヤベーです。胸キュンしまくりました

友達と好きな女の子の間で揺れる男心。
音楽にしか興味のない女子の挫折と、音楽の趣味が合う男子に
初めて恋をしたときに広がった世界観。
一見恋愛ごっこをしたいだけのように思えた生意気な下宿生の、ピュアな乙女心。
大好きな彼と離れたくないのに、東京に行くことだけは
絶対に変えることのできない真っ直ぐさ。

地味に思える青春も、主人公にしてしまえばキラキラして見える。
豊島さんって、こういうの書くのホント上手ですね。
地味な人の味方というか。
どんな人でも主役になれる輝きを秘めているのではないかと
思わせてくれる作品でした。













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