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影踏み 2011/03/08

 ★★

著者:横山秀夫


深夜の稲村家。女は夫に火を放とうとしている。
忍び込みのプロ・真壁修一は侵入した夫婦の寝室で殺意を感じた―。
直後に逮捕された真壁は、二年後、刑務所を出所してすぐ、
稲村家の秘密を調べ始めた。
だが、夫婦は離婚、事件は何も起こっていなかった。
思い過ごしだったのか?
母に焼き殺された弟の無念を重ね、真壁は女の行方を執拗に追った…。



これがデビュー作なら、納得できるかなぁ・・・という程度の作品でした。
横山さんらしい切れがないというか・・・。
「横山秀夫」という名前ではなく、無名作家の作品だとしても、
いまいちに感じたと思います。


私の嫌いな、「探偵役が鋭すぎる」タイプの連作ミステリですが、
それにしても鋭すぎます。
何で真相に気づいたのかわからないレベル(笑


双子の弟が頭の中に住み着いているという設定もよくわからないし、
彼女の件も完結していないし、不満の多い作品でした。
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深追い 2010/11/25

 ★★★

著者:横山秀夫


慮の死を遂げた夫のポケットベルへ、ひたすらメッセージを送信し続ける女。
交通課事故係の秋葉は妖しい匂いに惑い、職務を逸脱してゆく(表題作)。
鑑識係、泥棒刑事、少年係、会計課長…。
三ツ鐘署に勤務する七人の男たちが遭遇した、人生でたった一度の事件。
その日、彼らの眼に映る風景は確かに色を変えた。
骨太な人間ドラマと美しい謎が胸を揺さぶる、不朽の警察小説集―。



短編集なので仕方がないけど、好きなのと普通なの、半々くらいでした。
嫌いなのはほぼないので、短編集としては当たりだと思います。
タイトルになっている深追い・・・これだけ嫌い!
刑事が職権乱用してストーカー・・・気持ち悪かったです。


特に好きだったのは、仕返しと人ごと。
それ以外は、強く印象に残る感じはなく、もうしばらくしたら
忘れてしまいそうな気がします。


ただ、やっぱり横山さんはお上手なので、
たとえストーリーが気に入らなくとも退屈することなく、
最後まで読みきれますね


深追い/又聞き/引き継ぎ/訳あり/締め出し/仕返し/人ごと
ルパンの消息 2010/04/08

 ★★★★

著者:横山秀夫


十五年前、自殺とされた女性教師の墜落死は実は殺人─。
警視庁に入った一本のタレ込みで事件が息を吹き返す。
当時、期末テスト奪取を計画した高校生三人が校舎内に忍び込んでいた。
捜査陣が二つの事件の結び付きを辿っていくと、戦後最大の謎である三億円事件までもが絡んでくるのだった。
時効まで二十四時間、事件は解明できるのか。



※白字で犯人ネタバレあり


あとがきで知りましたが、これが横山さんのデビュー作だそうです
読んでるとき、ちょっと古臭く、素人臭い感じもあって、
横山さんらしくないなぁと思ったのです。
幻の傑作と書いてあったので、ボツになったものを練り直したのかと思いましたが
デビュー作なら納得
デビュー作と思うとすごい作品です。(加筆修正してるとはいえ)


最初のほうで容疑者全員がドーン!と出て、そこから誰が犯人なのか、
容疑者の一人である(でも読者には犯人でないとすぐにわかる)喜多の
ルパン作戦(夜中に校舎に忍び込んで試験の答案を盗む)・三億円事件と絡めて
突き詰めていくのですが、つまらない部分がないのです

↑で書いた素人っぽい部分も、横山さんにしては・・・って程度なので。


犯人は意外性は正直ないです。
だって、あの人でないと三億円事件をわざわざ絡めた意味がなくなる
でも、他の部分での人間関係は意外性なので飽きませんし、
不満はありません。

教師殺しの犯人でなくても、そういった人間関係などの事実に
ハラハラドキドキしつつ読めたので、400ページ超の長編ですが
そんなに時間はかかりませんでした


でも謎なのがひとつ。
喜多の奥さんまで絡めてきたのはなぜなのだろう
読後に思ったのは、ミスディレクションかと。
喜多も奥さんのことだけは言わなかったし、あるいは奥さん犯人説を少し疑っていたのかも、と思える感じだったし。

それにしちゃ出てくる位置が微妙なんですよね。
ラスト1/4あたりだったと思います。
容疑者が最初のほうで全て出ているのに、ここで新たな容疑者が浮上するのは
違和感が大きいです。
かといって、実はこの人が犯人でした!と畳み掛ける許せない結末が
待っているにしては、残りのページが多い。
そのため私は容疑者の一人になるとは思わず、何か大きな役目を果たすんだと思い
ワクワクしていました。

しかし高校時代の奥さんの存在は、警察にバレることなく終了・・・。
なんの意味があったのか意味がわからないままです
やはりミスディレクション・・・?だとしたら横山さんらしくない荒さ。
加筆修正はしたけど削除はせず、処女作をできるだけそのままに・・・と思ったのでしょうか。
謎です。



やや詰め込みすぎている印象はあります。
でも、そういうのもつまらなかったり不快になったりはしなかったので、
さすがだと思いました。

ちょっと粗いけど、間違いなくおもしろいです













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