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蒲公英草紙 2010/12/02

 ★★★+

著者:恩田陸


青い田園が広がる東北の農村の旧家槙村家にあの一族が訪れた。
他人の記憶や感情をそのまま受け入れるちから、未来を予知するちから…、
不思議な能力を持つという常野一族。
槙村家の末娘聡子様とお話相手の峰子の周りには、
平和で優しさにあふれた空気が満ちていたが、20世紀という新しい時代が、何かを少しずつ変えていく。
今を懸命に生きる人々。懐かしい風景。待望の切なさと感動の長編。



私の好みとは少しズレていると思っていた恩田さんですが、
現代的なイメージでないものは結構ハマるのかも。
雰囲気が結構好きです。


でも、「不思議な能力」はなんだかおもしろくなかったです。
情景が浮かびにくくてわかりにくいし、
とこの一家、母親をあんな風にひた隠しにしたわりに、
あっさり能力を白状してしまうし、拍子抜けでした。

でも、主人公、聡子さま、その他人々の性格や感性がそれを補っていると思います。
私としては、言い方がそぐわないのですが、
キャラ読みと言っていい作品かもしれません。
特に聡子さんは、いいですね~。
この時代の人だからこそ、美しさが際立つ。


聡子さんはお嬢様だけど、その家族も含め嫌味なところがないので、
あったかな気持ちで読めます。
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私の家では何も起こらない 2010/10/28

 ★★★★+

著者:恩田陸


この家、あたししかいないのに、人がいっぱいいるような気がする・・・・・・
ようこそ、丘の上の幽霊屋敷へ。
恩田陸が描く、美しく不穏なゴーストストーリー。
小さな丘の上に建つ二階建ての古い家。この家は、時がゆっくり流れている。
幽霊屋敷と噂されるその家にすむ女流作家は居心地のよいこの家を愛している。
血の海となった台所、床下の収納庫のマリネにされた子どもたち・・・・・・
いったいこの家にはどんな記憶が潜んでいるのだろう。
幽霊屋敷に魅了された人々の美しくて優雅なゴーストストーリー。
恩田陸が描く幽霊屋敷の物語。ラストには驚愕の書き下ろし短編が!



かなり好きな感じ
ホラーでもこういう雰囲気大好き!

同じ家を舞台にした連作ストーリー。
時系列がバラバラなのもいいなぁ~。

かなり好きです。
大好きです。

恩田さんのすべての作品がこうであったらいいのに。


限りなく満点に近いのですが、書き下ろしである「附記」はいらない。
これまでの不穏な雰囲気をダメにしちゃってると思う。
せっかく素敵な物語(というか雰囲気)だったのに。
こういうのはガッカリするよ~~~
恩田さんが目の前にいたら暴言吐くと思う(笑

これから読む方がいるとしたら、附記は読まないことをおすすめしたいです。
他の「家」にまつわるストーリーが気に入ったなら尚更。
不連続の世界 2009/10/24

 +

著者:恩田陸



音楽ディレクター塚崎多聞のフランス人の妻ジャンヌが突然、里帰りし、
そのまま音信不通になって、そろそろ1年になろうとしていた…。
「月の裏側」の塚崎多聞、再登場。詩情と旅情あふれる、恩田陸版「怖い話」。



月の裏側は読んでないんですが、読んでなくても大丈夫なはず
と思って図書館から借りてきました。
ホラーとありましたが恩田さんに恐怖はかけないような気がしたし。何となく。

実際まったく怖くなかったです。
「日常の謎」をホラー調に仕立てただけとしか思えないです


主人公が中年ということに驚きました
仕事してるのわかってるのに、学生のような印象しかないです。
あと友人のキャリアウーマンもバリキャリの癖に暇人にしか見えない。
なんか意味のないことだらけだなぁと思いました
わざとだとは思うのですが、私には合いません


木守り男
時々出会う、放送作家をしている先輩。
先輩の見る奇妙な夢と、先輩が呟いた「コモリオトコ」とは。


しょっぱなから非常~につまらない。
短編なので読むのにそう苦労はしなかったけど、
無理やりホラーを押し出そうとしている感じ。
雰囲気も全然ホラーじゃないし、下手なのか・・・と思ってしまった。


悪魔を憐れむ歌
「山の音」という曲を聴いて死んだ人間がいると言う噂を聞いた多聞。
その真相を確かめに行くが、歌手は行方不明だった。


これも無理やりホラー調にしていて、最後まで読んで損した気分になった。
途中まではまぁまぁおもしろかったんだけど、こんなオチ・・・。
作中に出てくる「暗い日曜日」をドキドキしながら、
家族には聴かせないようこっそり聴いてみたけど、全然死にたくなりませんでした(笑


幻影キネマ
多聞がプロデュースしたバンドのミュージッククリップを作るため、
メンバーの1人の故郷でもある、映画の撮影が多いO市へ入る。
そのメンバーは自分が映画の撮影を見てしまうと不幸が起きると怯える。


※ネタバレ
夢オチのようなオチは嫌いだけど、これはそんなに気にならず、楽しめた。
傷の件が思い込みだったってのはちょっとひどいと思ったけど。

子供の頃のトラウマがもたらした暗鬼・・・はぁ、切ない。

砂丘ピクニック
友人が翻訳した本の中の「砂丘が消えた謎」と、
多聞が行った作家の記念館で消えた男の謎の真相は。


これもやっぱり結末に不満。
砂丘が消えた話は納得のいくものではない(本書くなよ笑)。
消えた男は最初から興味がなかったのでどうでもいい。



夜明けのガスパール
香川へ向かう夜行列車の中で友人たちと怪談話をする多聞。
妻のジャンヌが行方不明になって約1年。
時折送られてくる写真と、無言電話の意味は。


オチ以外良かったのに・・・
私はこういうオチ嫌いなんだってば
驚きはあるかもしれないけど、私は「やめてーーー」と心の中で叫んでいた
グッと来なくもなかったけど、私としては不満が残りました。













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