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儚い羊たちの祝宴 2011/01/16

 ★★★

著者:米澤穂信


ミステリの醍醐味と言えば、終盤のどんでん返し。
中でも、「最後の一撃」と呼ばれる、ラストで鮮やかに
真相を引っ繰り返す技は、短編の華であり至芸でもある。
本書は、更にその上をいく、「ラスト一行の衝撃」に徹底的にこだわった連作集。
古今東西、短編集は数あれど、収録作すべてが
ラスト一行で落ちるミステリは本書だけ。



↑の謳い文句が悪い。
なぜにこんなハードルを上げてしまったのか・・・。

しかも違うんですよ、意味が。
「ラスト一行で落ちる」っていう意味。

世のミステリファンが期待するものとはかけ離れているのでは・・・。

多分どんでん返し的な作品ではあると思うのですが(予想しやすいが)
最後の一行に衝撃が走ることはないです。
一応新しい事実がわかるというのはあるけど・・・衝撃はないし、
一行でオチてるわけではない。


あ、でも1つ1つの作品はおもしろいですよ
キャッチコピーに偽り(に近いものが)ありというだけで。

このキャッチコピーでなければ、普通に米澤さんの作品を
堪能できたのになぁと、ちょっとムカついてます(笑

米澤さんなら、本当に衝撃の一行で落としてくれるような気がしちゃいますよー。



身内に不幸がありまして/北の館の罪人/山荘秘聞/玉野五十鈴の誉れ/儚い羊たちの晩餐
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折れた竜骨 2010/12/24

 ★★★+

著者:米澤穂信


ロンドンから出帆し、波高き北海を三日も進んだあたりに浮かぶソロン諸島。
その領主を父に持つアミーナはある日、放浪の旅を続ける騎士ファルク・フィッツジョンと、その従士の少年ニコラに出会う。
ファルクはアミーナの父に、御身は恐るべき魔術の使い手である
暗殺騎士に命を狙われている、と告げた…。
自然の要塞であったはずの島で暗殺騎士の魔術に斃れた父、
“走狗”候補の八人の容疑者、いずれ劣らぬ怪しげな傭兵たち、
沈められた封印の鐘、鍵のかかった塔上の牢から忽然と消えた不死の青年─
そして、甦った「呪われたデーン人」の襲来はいつ?
魔術や呪いが跋扈する世界の中で、「推理」の力は果たして真相に辿り着くことができるのか?
現在最も注目を集める俊英が新境地に挑んだ、
魔術と剣と謎解きの巨編登場。



ダークファンタジーとミステリの融合でしょうか・・・。
どちらかというとファンタジーの要素が強いです。

おもしろいのですが、ファンタジーであり謎解きでもあるということで、
現実的でない推理にはあまり興味を持てず満足できませんでした。


特に最後のニコラがした推理はわかりにくくて、
何度も読み返したのにわからず、
諦めて進めたら初めてわかるという風になっていたので、
ちょっとイラッとしました(笑


ダークファンタジーとしては楽しかったのですが、
ちょっと米澤さんに求めるものとは違ったので、
ファンタジーとしてもあまり魅力的な本ではなかったです。

でも、最後は悲しい終わり方をしますが、
あまり悲壮感がなく、読者の涙を誘おうとするものではなかったので、
その辺はやはり、米澤さんっていいなぁと再認識できる点でした。
クドリャフカの順番 2010/10/11

 ★★★

著者:米澤穂信

待望の文化祭が始まった。
だが折木奉太郎が所属する古典部で大問題が発生。
手違いで文集「氷菓」を作りすぎたのだ。
部員が頭を抱えるそのとき、学内では奇妙な連続盗難事件が起きていた。
盗まれたものは碁石、タロットカード、水鉄砲―。
この事件を解決して古典部の知名度を上げよう!目指すは文集の完売だ!!
盛り上がる仲間たちに後押しされて、奉太郎は事件の謎に挑むはめに…。
大人気“古典部”シリーズ第3弾。



これまでのシリーズ作品同様、動機・手段がおもしろくないです。
読んでいる途中も、キャラクターたちの行動・性質を楽しむことはできるのですが、
盗難事件そのものに関しては正直まったく興味が湧きませんでした。

事件については無視して楽しむつもりで読んでいたのですが、
最後、ついに動機が出てしまうと興ざめしてしまい・・・。
動機がまったく理解できない上に、○○へのメッセージが遠まわしすぎるのでは。
直接言いなよって、その一言しかないのですが(笑

普通の域をなかなか出ないし、今後も「普通」にしか
楽しめないのだろうなとは思いますが、続編が出たらきっと読むと思います。
図書館が入荷してくれれば。













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