・RSS ・LOG IN

スポンサーサイト --/--/--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
TB(-) | CM(-) | スポンサー広告 | Page Top
偶然の祝福 2010/12/02

 ★★★

著者:小川洋子


お手伝いのキリコさんは私のなくしものを取り戻す名人だった。
それも息を荒らげず、恩着せがましくもなくすっと―。
伯母は、実に従順で正統的な失踪者になった。
前ぶれもなく理由もなくきっぱりと―。
リコーダー、万年筆、弟、伯母、そして恋人―失ったものへの愛と祈りが、
哀しみを貫き、偶然の幸せを連れてきた。
息子と犬のアポロと暮らす私の孤独な日々に。
美しく、切なく運命のからくりが響き合う傑作連作小説。



さすが素敵な雰囲気を出してきますね!!
どうしてこんな文章が書けるんだろう・・・

どの短編も、すんごく良かったです。
ただ、幼い頃、短い期間とはいえキリコさんのような素敵な人と
出会っていたのに、大人になった主人公に人間らしさがないのが不満でした。
不倫するし、不倫相手に捨てられてもあまりショック受けていないようだし。
ストーカー被害に遭っても毅然とした感じ。相当キモいこと言われてるのに。

正直アポロと息子がいる必要性もわかりませんでした。
この人に犬や子供が愛せるのかな~愛してるのかな~って。
最後のほうで、大雨の日のできごとのために必要だったとわかりましたが。

話の内容は好きなんですが、主人公の感覚がどうも馴染めません。
子供時代は気になりませんが。

とはいえ、話が素敵(特にキリコさんの)なので、
全体的に好きではあったし、雰囲気作りが素晴らしいと思いました。

なのに、最後の最後で主人公が取った行動が気持ち悪くて仕方ありません。
最後にブチ壊されたようでした・・・。
スポンサーサイト
猫を抱いて象と泳ぐ 2010/07/13

 ★★★★

著者:小川洋子


伝説のチェスプレーヤー、リトル・アリョーヒンの密やかな奇跡。
触れ合うことも、語り合うことさえできないのに…
大切な人にそっと囁きかけたくなる物語です。



すんごく良かった
特に少年時代の話が大好き。読書をする幸福が存分に味わえる。

最初から最後まで、とにかく愛に満ちた物語です。
作者の愛もこもっているのだと思います。

アリョーヒンが周囲から受ける愛情、
アリョーヒンが周囲に向ける愛情、この表現力が素晴らしく、
感動してしまいます。


ただ、私にはチェスの知識が、駒の名前を知っているくらいにしかないので、
正直対局のシーンはあまりおもしろくありませんでした。

タイトルになっている、猫を抱いて象と泳ぐ、といったような
少年が体感している不思議だけど深くて感動的な表現の場合はいいのですが。

それに、ミイラとの手紙でやり取りしながらの対局、
これも数字の意味がわからなくて・・・。

最後までおもしろかったけど、少年時代の話が良すぎて、
ちょっと後半トーンダウンしちゃった感じはしました。


チェスに詳しい方はより楽しめると思います。
ブラフマンの埋葬 2009/11/12

 +

著者:小川洋子


 夏のはじめのある日、ブラフマンが僕の元にやってきた。
 あたたかくて、せつなくて、いとおしい。こころの奥に届く忘れられない物語。 


ブラフマンとの出会いから死までを書いた作品。

タイトルからして、ブラフマンが死んでしまうことはわかってました。
途中から、あっけなく死んでしまうのでは・・・とも思ってました。

でも、この死に方は・・・


読後感最悪です。
腹が立ってしょうがないです。

あの女不幸になれと私をどす黒くさせてくれました。
精神衛生にとても悪いです

読まなきゃ良かった


私にはこの世界観が合わず、退屈しながら読んでいたけど、
きっと感動作なんだと思って少し期待しながら読んでいたのに・・・。













| HOME | NEXT
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。