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トーキョー・プリズン 2010/10/18

 ★★★

著者:柳広司

戦時中に消息を絶った知人の情報を得るため巣鴨プリズンを訪れた
私立探偵のフェアフィールドは、調査の交換条件として、
囚人・貴島悟の記憶を取り戻す任務を命じられる。
捕虜虐殺の容疑で拘留されている貴島は、恐ろしいほど頭脳明晰な男だが、
戦争中の記憶は完全に消失していた。
フェアフィールドは貴島の相棒役を務めながら、
プリズン内で発生した不可解な服毒死事件の謎を追ってゆく。
戦争の暗部を抉る傑作長編ミステリー。



個人的に、人気のジョーカーより完成度が高いんじゃないかと思いました
でも、ジョーカーは粗くても盛り上がりがあってエンターテイメントとしては上。
こちらは長編なので、やや淡々としすぎています。

ですが、キジマとフェアフィールドの間に国籍・任務を超えた友情を感じ、
なんだか男らしくていいなぁ!と思いました

キョウコの心が蘇った瞬間が個人的には一番好きかもですがw


と、まぁ好きな点はいろいろありますが、やはり淡々としすぎていたので、
なかなか読む気にならなかったことが結構あって、
読む時間があってもこれではなくマンガを手にとってしまうことが多々ありました。

最後もなんとなくすっきりしないかなぁ。
結局推測のまま終わってるし、穴はそんなに掘らせなくて良かったんじゃ・・・って(笑
穴掘って逃げるってのは計画が壮大すぎる!


ただ、戦争により壊されたもの・・・失くしたのは町や人ばかりじゃなく・・・
というところは胸にずんっと来ました。
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漱石先生の事件簿 2010/08/09

 ★★★+

著者:柳広司


ひょんなことから、英語の先生の家で書生として暮らすことになった探偵小説好きの少年。
癇癪もちで、世間知らず。
その上、はた迷惑な癖をたくさんもつ先生の“変人”っぷりには辟易するが、
居候生活は刺激でいっぱいだ。なんせ、先生のまわりには、
先生以上の“超変人”と、奇妙奇天烈な事件があふれているのだから…。
夏目漱石の『吾輩は猫である』の物語世界がよみがえる、
抱腹絶倒の連作ミステリー短編集。



日常の謎解き。
強引で、ひらめきすぎだろって突っ込みたくなるのが「日常の謎解き」。
だと私は思っています。
これもそうでした。

でも、この本は謎解きはおまけみたいなもので、漱石先生その他の日常を
ユーモアたっぷりに描いた作品だと思うので、気になりませんでした。

というか、推理が始まったときに「あ、これ謎解きあるんだ」くらいの
薄い印象の事件しか起こっていないので、私的に「蛇足」といっていいくらいのもん。


抱腹絶倒とは言わないと思いますが、シュールな感じが好き。
夏目漱石ってホントにこんな変人だったのだろうか!?

「我輩は猫である」をちゃんと読んだことがあれば、もっと楽しめたのかな。
古い本苦手なんですが、今度読んでみようと思います。
ダブル・ジョーカー 2010/01/31

 +

著者:柳広司


結城中佐率いる“D機関”の暗躍の陰で、もう一つの秘密諜報組織“風機関”が設立された。
だが、同じカードは二枚も要らない。どちらかがスペアだ。
D機関の追い落としを謀る風機関に対して、結城中佐が放った驚愕の一手とは─。
表題作「ダブル・ジョーカー」ほか、“魔術師”のコードネームで伝説となったスパイ時代の結城を描く「柩」など、5編を収録。






ジョーカー・ゲームの続編。
ジョーカーゲームは読んでいなくても大丈夫そうですが、
最初からD機関や結城中佐についてわかっていたほうが、
読みやすいし楽しめると思うので、先に読んでおくことをおすすめします
結城中佐の過去の話もあるし。


最初はあまりおもしろくないのですが、
畳み掛けるようなラストスパートが最高にいい
D機関が仕掛けた作戦がざざーっと浮き彫りになって、
キャー!かっこいい!みたいな(笑

その代わり、終盤まであまりおもしろくないです
全部が全部ってワケじゃないですけどね。


スパイたちの使命感、意志の強さには感動までしました。
最終話は意外な展開で、正直読み返してもはっきり理解できなかった
他の方のレビューを読んで、やっぱりそういうことなんだ~・・・と確認しました(笑

ちなみに私が想像してたのは・・・
結城中佐は兄弟だと知ってわざと接触させたんだと思ってたんです。
なので、そういった方向にどんでん返しがあると思ってました。
他と違ってD機関の一員が主役なので、どんな結末かは想像できず・・・

そしたら、こんな唐突なラストに唖然
でもスパイものだから、こんなラストは「あり」ですけどね。
この後のD機関についても知りたいですが・・・



私はこっちのほうがおもしろいような気がしたのですが、
でもジョーカーゲームが既にうろ覚えなので、そこは微妙なところ。
前作の感想で自分でも書いていたけど、記憶に残りませんでしたね
最終輪のラストが良かったとか書いてるけど、それも・・・

あ、それと前作では,「おもしろいけど、あまりしっくり来ない」印象がありました。
今作ではそういうのはなく、しっかりした小説を読んでいる感じでしたよ













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