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この闇と光 2008/06/29

 

読みたかった理由は忘れたけど、前から読みたかった本です
多分Amazonで知って目をつけてたんだと思いますが、
あらすじを読んでも読みたいと思わないので、
なんで目をつけたか不思議(笑

でも、読み始めてすぐに幻想的な世界観に引きずり込まれました

「レイア一」はもっと短縮して欲しかったです。
起伏がなく単調なので飽きて飛ばしたくなりました
半ばまでは似たようなことの繰り返しで飽きるのですが、
そのあとにビックリな仕掛けが
一瞬停止しました、私(笑

ファンタジーっぽいと思うかもしれませんが、
これはミステリに分類される小説・・・だと思います、多分。

後半になっても、不思議と幻想的な世界観は崩れません
崩れないままの終わり方も好きです
決着の着く終わり方だったら(一応ついてるんですけど、
その後が気になるような終わり方でした)崩れてたかも。

今感想を書いていて気づきましたが、「動機」はかなり中途半端です。
なんでそうしたのかという動機がいくつか必要なのですが、どれも曖昧。
怜を女に、しかも姫として育てた理由とか、誘拐した動機とか。
なのに読んでいる最中はなぜか納得ちゃってました
この世界観のせいかなぁ
多少の無理は許せてしまうような。

でも、うまく言えないけど満点ではないです。
ホントうまくいえないんだけど、物足りなさもちょっとあって

世界観も気に入ったし、また一人要チェック作家が増えました
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魔王 2008/06/28

 

実は、意外にも初めて読む作家さんです
もっと早くに読んでおけば良かったなぁ
今まで、あまり気になる作家さんではなかったのです
どうやらこれは他の伊坂作品とはテイストが異なるようなので、
一番最初に読む本としては間違っていたかもしれませんが

魔王
冒頭で感じた印象とは異なり、政治やファシズムの話が主。
でも、あとがきではそれがテーマではないとのこと
私は政治について色々考えさせられたんだけどな(笑
意思を持って主張することが大切とか、そんなんなのかな
強い力に屈しない度胸・覚悟を持てということかな

超能力についての解明・マスターは何なのか、
抽象的な表現でごまかしている感じを受けましたが、
それでもこの作品は気に入りました

ただラストにもっと救いが欲しかった

呼吸
「魔王」5年後の話。
弟もなぜか超能力を持ち始めるけど、それも抽象的
兄がなぜ死んでしまったのかとか、
兄弟以外の人間の超能力については推測でしか
描かれていないので、結局よくわからなかった
けど、元々そんなに気にして読んでなかったせいか、
あまり消化不良な印象は受けませんでした

詩織と潤也(主人公の弟)のお互いを想う気持ちを
感じられて、読んでいて清々しかったです
もちろん、兄を想う気持ちも

まだ続きがあるような終わり方だったので、
続編があるなら読みたい
ないなら書いて欲しい
怪笑小説 2008/06/26



いつもの東野さんとは文体も雰囲気も違いますね
一瞬、表紙間違って貼ってるのかと思いました(笑

一話一話にエッセイのようなあとがきがあるのですが、
どうやって思いついたかなどの話があり、倍楽しめます

鬱積電車
満員電車に乗ってる人の心の中を書いた物。
おもしろかったけど、同じパターンの連続で
飽きそうになったので、もうちょっと短いと良かった
こんなのどう終わるんだと思いながら読んでたけど、
さすがだと思える終わり方だった

おっかけバアさん
タイトル通り、芸能人の追っかけになるバアさんの話。
これは怖かった
ホラーではなく、これもブラックユーモアなんだけど、
でもバアさんの鬼気迫った雰囲気が恐ろしかった

一徹おやじ
「星一徹」のような野球熱血親父の話。
教育熱心すぎる親って見てて腹立たしいんだけど(文章でも)
これは娘がユーモアを交えながら書いているので愉快でした(笑
そんでラストも愉快愉快
父親が力を入れている息子がなかなかうまく行かないのに対し、
別に興味のない娘は楽々プロゴルファーになって成功しているという
皮肉な設定がこの話を余計におもしろくさせています

逆転同窓会
教師が同窓会を開き、ゲストとして優秀だった生徒を呼ぶ話。
これイマイチよくわからなかったんだけど、あとがきを読むと
教師は生徒を下に見ているってことかな
立場が上になってしまった(逆転してしまった)生徒と接する気まずさと、
教師になっている生徒を見て、立場が同じやつもいたと
安堵する弱さみたいなのを描いたのかな
おもしろくはなかったです。

超たぬき理論
たぬきは超能力を持っていると信じる子供が大人になり
専門家となり、その理論を展開していく。
最初のほうで、私は心の中である突っ込みを入れたのですが、
そのまんまのオチでしたちょっと嬉しい)
でもおもしろかった
なんかもう、作中の理論に納得させられてしまう

無人島大相撲中継
無人島での楽しみは、相撲の中継をする男の話を聞くこと。

なんで相撲なのいまいちです

しかばね台分譲住宅
ある朝落ちていた(?)死体をめぐる話。
自分の住宅街に置いておくと価値が下がるから、
よその住宅地に移して、それが繰り返される。
描写が気持ち悪い
でもオチは予測しなかったな

あるジーサンに線香を
アルジャーノンのパロディ
ジーサンが若返ってまた戻るという話。
アルジャーノンみたいに障害が治ったのが戻るという
悲しい話ではなく、ただ若返ってまた老けていくだけなので、
おもしろかったけど別に感慨はありません。

動物家族
これだけは笑いじゃなく真面目な気がします。
人間が動物に見えてしまうのがユーモアなのかもしれませんが、
主人公・肇は読んでいて気が重くなるような立場にいて、
その責任が家族にあるという・・・
乙一の本読んでるみたいだった。
ひとりずもう 2008/06/25

 

さくらももこの青春時代のエッセイです。
この人はとかおならとかの下ネタは多いけど、
性的な下ネタがちょっと入ってたので驚き
こんなに知識が遅れる人がいるということにも驚き(笑

すごく嫌だったのが、ペットを飼う話。
不注意で何度も鳥を殺した話を淡々と書き、
インコが喋らないから飼育放棄、
犬がブサイクだから飼育放棄する。
動物好きな人だと思ってたけどこんな最低な人だとは
息子もそのうち育児放棄するんじゃないかと思ってしまう

それ以外はまあまあ。
他のエッセイに比べると笑いは少ないです
初恋とか、ぶっちゃけどうでもいいです・・・

漫画家になる過程はちょっと感動的でした
「さくらももこ」というペンネームの理由も書いてありました

ペットの話がなければなぁ~・・・
月曜日の水玉模様 2008/06/24

 

表題作の水玉模様というのは、
ネクタイの色(黄色地に黒ドット)のことなのに、
表紙が水色に白ドットなのなんで

月曜日の水玉模様
火曜日の頭痛発熱
水曜日の探偵志願
3編まとめての感想
すごくつまらなかったです
日常の謎を解いていくお話ですが、その謎に全く興味を持てないし、
謎が明かされても興味を持てません
日常の謎を取り扱うなら、もっと強く疑問を持てるような
内容にしてほしかったです
それに、伏線も弱くて陶子どんだけ勘いいんだよって
感じでおもしろくないです

木曜日の迷子案内
これも伏線が弱いですが、話の内容だけは好きです
女のプライド・・・なくならないように、元彼に会っても
自信を持っていられるように努力しよう
と思いました(笑

金曜日の目撃証言
これだけは少し興味がもてましたが、
謎が明らかになったらやっぱり微妙でした。
悪くはないんだけど、アリバイの謎ってのがちょっと

土曜日の嫁菜寿司
嫁菜寿司っていうのがおもしろかった
ちょっと無理やりだったのが、ケーキで告るとこ。
ケーキで告るのはともかく、
普通ババロアは使わないでしょ~(笑

日曜日の雨天決行
これもつまんなかった


全体的につまらなくて時間を無駄にしたと思います。
私が殺した少女 2008/06/22

 

読みたいと思っていた本だと思って借りたら、違いました(笑
読みたかった本のタイトルは「僕を殺した女」だった

シリーズ2作目のようですが、こんな理由で手に取ったので、
もちろん1作目は読んでいません

直木賞受賞作のくせに文章が下手で読みにくかったです
だった、あった、など、「た」で終わる文の連続ってイラつきます
個人的に、言い回しなどもかなりうざかったです

小説らしい小説を書こうとしているように感じました
悪い意味で。

内容は動機がちょっと微妙だったり、
犯人の言動がちょっとおかしかったりはしますが、
なかなかおもしろかったです

ちなみに犯人は特にわからなかったのですが、
一番最初に怪しいと思った人が犯人でした。
その人も特別怪しいと思ったわけじゃないんですけど、
ミスリードもなかったので、他に疑いを持てる人がいなかったです

娘が誘拐されたというのに、仕事の話をペラペラと
聞かれてもいないのに喋っているので、
本当は悲しんでないんじゃないかと疑いを持ちました(笑
まぁ、本当に悲しんでいたようなので、仕事の話をさせておくのが
作者の目的だったようですが、かなり不自然に思ったのは確か
この仕事の話に関しても、ゴーストライター(共犯者)を使っている
ペンネームまでペラペラペラペラ喋るので、
結末を知るとかなり強引で不自然な流れです


ストーリーはまぁまぁでしたが、文体が気に入らないので、
作風が変わらない限り、もうこの作家さんは読まないと思います。
鉄道員(ぽっぽや) 2008/06/19

  

ホントになんとな~く読んでみようと思った本です
映画化は知ってたけど観てないし観る気もないし、
絶対好きな内容じゃなさそうだけど、何となく(笑

ちなみに浅田次郎は初めて。

鉄道員
つまらなかった
ありきたりな内容です
でもラストの5,6ページはまぁまぁ良かったです
先は読めたけど
それ以前が最高につまらなかったです
古臭さに驚きました
1ページ目で、昭和の作品だっけと奥付を確認したほど

ラブ・レター
これも昭和の匂いがプンプンする
嫌いじゃないんだけど、納得できない
死んだ人の写真を見て好きになるってどうなの・・・・。
会ったことない人に想われてて嬉しいってのもわかんない

ただ、悪くはなかったです(笑

悪魔
サスペンスっぽくて好きです
直接的な表現がないのに、嫌ぁ~~~~~
な感じを出すのがすごく巧いな、と感心した(笑
主人公の暗い気持ちがビシビシ伝わってくる

でもラストがよくわからなかった

角筈にて
良くも悪くもなかったけど、ぽっぽやと同じような、
死んだ人の幻覚を見て都合のいいことを
言わせてるみたいな話は私は好きじゃありません

伽羅
つまんない
バブル期の匂いがします
バブルの時代よく知らないけど。

うらぼんえ
死んだ祖父が出てきたときにはかなりげんなりしました
浅田次郎の作風ってこういうのなのかな

ろくでなしのサンタ
これもつまんない

オリヲン座からの招待状
話は好きなんだけど、主人公の男が嫌い
これもなぜか昭和の話を読んでいるのかと思いました
なんでだろ


全体的に、10年そこら前の作品とは思えませんでした。
ぽっぽやなど、古い時代の話を書いている作品もあるのですが、
それ以外でもそうだったので不思議です
一番古いのでも95年には世に出てるのに・・・
鹿男あをによし 2008/06/18



ドラマを好きで観ていたので、
占星術~を借りるついでに一緒に借りてきました
ドラマは確か視聴率が良くなかったと思いますが、
私はかなりハマッてました

この作家さん、「ばんじょうめ がく」だと勝手に思っていたんですが、
「まきめ まなぶ」って読むんですね
ペンネームだと思ってたけど、本名なのかな~

で、内容ですがドラマはほぼ忠実に再現しているようです
もちろん省略・変更点はありますけど。

綾瀬はるか演じる藤原先生が、子持ちの男性だったのには
ちょっと驚きましたが、それなのに違和感なし(笑
男性のままのキャストなら、今「ラスト・フレンズ」で
オグリン役やってる山崎ナントカがいいかも

ただ、残念ながらドラマを先に観てしまったので、
次の展開どうなるんだろうという楽しみがほとんどなかったです

ドラマとは話が違うかもしれないとは思ってたんですが、
中盤になってもほぼドラマ通りだったので(ホントは逆ですけど)
その先は、どうせ同じなんだろうな~・・・と、
あまり期待もできませんでした

読んでいて映像が頭の中に浮かぶので、
それは楽しかったんですけどね

終盤辺りでの記憶にない場面(ドラマでは、ラスト近くになって
一度見逃してしまったので、多分そのときのシーン)が
一番楽しかったので、内容を知らないまま読んだら、
何倍も楽しめたんだろうな、と思います
ユーモアの交え方が好きだし

それに、ラストはドラマと同じなのに心に沁みました

今回は原作に忠実なドラマを先に観てしまったせいで
それほど楽しくは読めませんでしたが、
この作者の本をまた読みたいと思える文章・構成だったので、
「ドラマを観ていなかったらこのくらいつけるだろうな~」
という評価をつけてみました
占星術殺人事件 2008/06/16

 

色んなところで絶賛・おすすめされているので、
かなり前から読みたかったんですが、古本でも高くて
島田荘司は私には合わないので、
100円以上出したくなくてね(笑
結局、図書館で借りてきました

絶賛されている本は予備知識なしに読みたかったので、
内容すら知らなかった私
密室が出てきたので、そういうのに興味のない私は
ガッカリしましたら、謎はそれだけではないので
とりあえず一安心
でも、「読者への挑戦」があったので、
慌てて一部読み返しました(好きなので、そういうの(笑))

「読者への挑戦」以降を読む前に、
私なりに考えた推理をまず。かなりアバウトな推理だけど、
一部当たっていたので嬉しかったです
相当ネタバレしてます。

まずはアゾート殺人。
?冒頭の手記は別の人物(犯人)が書いた物。
それを書いたのはあきこ。
理由⇒あきこだけ殺害に何を使用するか空白になっていた。
それを書くと、矛盾が生じるから省いた。

?手記は平助本人が書いた物。
遺産は元妻の多恵に渡すとあったので、薄幸な母に
それを渡したくて、娘の時子が殺した。
親子だから、時子には話してるだろうと思って・・・。
それに、時子だけ少し特別な風に描かれているので、
誰かとすり代わって生きている姉妹(=犯人)がいるとすれば、
一番可能性が高い(ずるい理由だけど
それに時子は顔がないため、当時はDNA鑑定などで
判別することはできなかったと思うので。

他にも多恵や、死んだと見せかけて生きていた平吉とか、
色々考えたんですが、やっぱり事件から40年経っても
生きている人物じゃないと小説的にありえないだろうと思い、省きました。

次は長女・かずえの殺人。
犯人がかずえになり代わっているのは、
騙された警官の手記を読んですぐわかりました。
別人のようだとは言っても、似てなければ
古い写真だと思う程度の疑問では済まないはずなので、
かずえと血の繋がりのない時子は違う。

あきこはほとんど出てこないので、
犯人としては・・・だけど、犯人はあきこ

と思ったけど、犯人やっぱり時子でした
あきこじゃ確かに地味すぎるもんなぁ
時子も十分地味だとは思うけど・・・


密室については興味ないので考えもしませんでした(笑

・・・ところで、私が間違った考えをしてしまった原因である
殺害に使用する道具ですが、これは何か言及あった
他の人には何で殺すか書かれていたのに、
一人だけ空白になっていたので、絶対何かある
と思ったら何もなかったのですが。
ただの乱丁

これまで島田荘司の作品をおもしろいと思ったことはないけど、
これはとても楽しめました
色々おかしいと思う点はかなり多かったんですが。

他に読みたい作品もないし、島田荘司はこれで最後・・・
なんて思っていたのですが、やっぱり他のも読んでみたいです

あ、冒頭の手記は読みにくいけど、それが終われば
読みやすいですよ
螺旋館の奇想 2008/06/12



読みやすくて一気に読めました
「犯人当て」ではないのですが、
どういうトリックを使ってああなったのか・・・
というのを考えるのが楽しかったです

「手記」という性質上、突っ込みどころ満載なんですが、
(日記っぽくないという点ではなくて)
それはしょうがないのでスルー(笑
突っ込みどころのない「手記」なんてないと思うので

「犯人当て」ではないため、もっとサスペンス風に
仕立てて欲しかった気もします。
登場人物の焦燥や不安を感じることがなかったので。
心理描写ヘタなのかな

でもツイストがいっぱいあって楽しかった
途中でトリックはわかりました。

と思ったら更にツイスト
・・・悪い意味で裏切られました
トリックははずれてはいなかったけど。

なんでこんなくだらない結末にしたんだろう
確かに冒頭で「あれ」と思ったことが、
この結末によって解消したのはしたけど、
ミステリとしてはつまらないオチです。

「あとがき」以降がなければ良い作品だと思います
ひねりを出そうとして失敗したパターンだと思う

ネタバレになってしまうので伏字にしますが、
結末部分も突っ込みどころ満載でムカつきました
折原一は男だからわかんないのかな
田宮は自分の作品に知り合いの名前を使っていて、
当人たちはそれを嫌がっていないらしいですが、
自費出版とはいえ勝手に実名出していいわけないじゃん
特にレイコが喜ぶはずもない。
田宮に抱かれる役なんだも~~~ん
知り合いの初老の男に作中とはいえ抱かれるなんて
気持ち悪いでしょ
こいつあたしのこと抱きたがってるのね~みたいな(笑
騙されて自分の作品奪われてしかも殺される役。
それは許してもこれは許せないと思うよ(笑
かわいそうなレイコ先生
不思議の国のアリス 2008/06/12

 

福島正実訳。

私が読んだのは昭和50年初版
ところどころに古臭さが漂います
会話分なのに1マス空けてるとか(笑

アリスは実は全然知らなくて、
アリスがうさぎを追いかけたり、最悪な女王がいる
っていうことくらいしか知りませんでした
あとはキングダムハーツでのシーンとか(笑

でも最後まで読んでみて、有名なシーン以外にも
ところどころ知ってるところがあったので、
もしかしたら絵本で読んでたかも

前置きが長くなりました

まず、うさぎを追いかけるシーンでは
もっと躍動感のあるシーンだと思っていたので、
結構地味なことにガッカリ

前半は読みにくい上につまらなかったので、
何度も読むのやめようかと思いました

その後おもしろくなるのですが、
またつまらなくなったり、またおもしろくなったりで
なんか微妙

アリスのキャラも想像と違ったな~
こんな変な子だったのか・・・

違う訳者でまた読んでみたいと思います。
アブダラと空飛ぶ絨毯 2008/06/11

 

「魔法使いハウルと火の悪魔」の姉妹編です
これはおもしろかったです
褒め言葉とかけなし言葉の言い回しが最高

一応ハウルの続編といえば続編だけど、
主人公はハウルには出てこない人だし、
ハウルもほとんど出てきません。
でも一応重要なキャラクターになってます

最初から最後まですごく楽しかった~
ハウルをイマイチだと感じたのは、
やっぱり映画の先入観があったせいかも
と思ったくらい、ハマリました

終盤ではちょっと驚くような、そして納得のいく
仕掛けが用意されていて、これまた私好み
何で気づかなかったんだろうと思うくらい、
納得できるものでした

ジンとの対決に関する結末は、
ちょっと好きではないですが・・・

あとがきで、作者が仕掛けについて
ヒントのようなことを書いています。
推理(?)しながら読むのも楽しいかもしれませんが、
先入観なしに驚きたい人は、本編を読んでから
あとがきを読んだほうがいいと思います
盗賊会社 2008/06/10

  

最近、星新一さんの作品ではハズレが
続いていましたが、これは私の好きなパターンの
作品でした

やっぱり一冊に何十篇か入っているSSが好きみたい

でもなんだか、前に比べるとワクワク感が
薄れてしまったような気がします

楽しかったんだけど、以前はもっと結末に
驚いたり感心したり・・・

この作品がたまたまそうだったのかもしれないけど、
もし飽きてきたとかだったら嫌だな~
リプレイ 2008/06/08

 

ずっと読みたかった本
やっと読めました

死んでしまったと思ったら、若い頃の自分に戻っていた。
そしてその新しい人生をやり直すが、
最初に死んだときまで生きるとまた死んでしまう・・・
と、ここまでは有名な本なのでなんとなく知ってました

死んでしまう年齢は変わらないけど、
戻るたびに人生の期限は短くなっていきます。

正直期待していたほどの本ではありませんでしたが、
有名なだけあってなかなか良い作品でした

期待していたほどではなかったというのは、
途中退屈で読み飛ばしたい場面が多かったのと、
主人公があまり好きになれなかったからです

リンダとの接触に失敗して、やり直したいと強く思っている割に、
次の人生ではリンダなんか思い出しもせずに
他の女と結婚してるので違和感がありました(笑

今度はパメラと出会い愛し合うけど、結局破局。
リンダと付き合っている時期に戻ったら、リンダを深く愛し始める。
また逆戻りしたら、今度はリンダと破局寸前の
ぎすぎすした関係の頃に戻っていて、今度はパメラを求める。

・・・やな男

女遊びは最初だけで、あとはリンダかパメラだけ。
100年以上(多分)生きていることを思えば
かなり一途な男性なんでしょうけどね
何回もの人生を一冊にまとめているので、
かなり展開が速くて、そう感じないんですよぅ

2回目のリプレイと、エピローグはいらないと思うのですが、
ストーリーは良かったです
部屋に逆戻りの理由がなかったのも良かったし
ストーリーは結構気に入ったので、
数年後にまた読み直してみようかなと思います。
盤上の敵 2008/06/06

 

すごいどんでん返しがあるという噂を聞き、
どんでん返しをこよなく愛する私はすぐさま購入
ブックオフでね(笑

でも、かなり微妙な作品でした

登場人物をチェスの駒に置き換えていることから、
頭脳戦・心理戦を想像していましたが違います。
主人公、バカっぽくてTVのディレクターとは思えません。
ディレクターって頭いいイメージがあるので(笑

だから駒に当てはめた理由がわかりません
チェスのルール知らないと理解できないのかな

更に、妻との馴れ初めのシーン。
ほぼ初対面の大人の男女がしりとりしてる
しかもこれが数ページ続くのですよ
どん引きしました(笑

主人公の妻はとても不幸な人生を歩んできて、
とても可哀相な人なのですが、
その悪の根源となる同級生が、
妻の過去形の語り口でしか描かれていないのも不満です。
作中でも少し追求があるように、妻の被害妄想では
という印象が最後まで残ってしまいました。
奥さん、少しおかしくなっちゃったから特に。
あ、でも主人公が被害妄想を疑わなかったら、
私も疑わなかったかもしれないけど

そして真相が明らかになった瞬間ですが、
驚くより先に納得してしまったのです
だから、これがトリックだと気付くのが
その後だったわけで・・・驚けなかった
だって、主人公明らかにおかしいんですよ
だから特別意外というほどでもなかった
妻が人質になっているというのに、焦りが見えないんだもん。
でも新婚だし、大事にしているようではあるし、
じゃあ何か秘密があるね?ってくらいまでは気付くでしょ

(↑ネタバレじゃないけど伏字)

物語は事件の結末まで語られていないのですが、
主人公が考えたことはやはり浅はかで、
警察にバレないはずがないと思います

でも、もしかしたらこれはわざとかもしれません。
未来を信じる妻の語り口で終わっているので、
そのギャップに読者の心を打とうとしたのかも


(↑トリックのネタバレじゃないけど、終わり方が書いてあります)
魔法使いハウルと火の悪魔 2008/06/05



ジブリの「ハウルの動く城」の原作本です

映画で観てよくわからなかったことが書かれてあるので、
最初は楽しかったのですが、映画にない部分(大半)は
ちょっと退屈だったかも・・・
ファンタジー小説を読むのに3日かかるなんてないですもん
長いわけでもないし。

ファンタジーなのに起伏があまりないので、
ハラハラ・ドキドキ感がほとんどありませんでした。
説明が多いので、映画を観ていなければ
理解しにくいかも・・・という部分も多々

盛り場であるはずの対決シーンでは、
荒地の魔女が呆気なく死んでしまうのですが、
あまりにも呆気ないので、その後何かあるはず・・・
と思っていたら結局本当に死んでいて何もなかったり

宮崎駿がこれを映像化しようと思ったのは、
「動く城」を使いたかっただけではないでしょうか
ほとんど省かれていますし、話も違います。
映画のほうが格段におもしろいです。
改めて宮崎駿ってすごいなぁと思いました
こちらは登場人物もあまり魅力的でないです

これを読んでよかったと思ったのは、
やっぱり原作ではわかりにくい部分を
理解できたことです
でも荒地の魔女がソフィーに呪いをかけた理由が、
原作ではあまりはっきりしません

本自体はつまらないわけではないのですが、
期待した分、ちょっとがっくり
映画より先に読んでいたら違う感想を持ったかも。

姉妹作も一緒に買ったけど、もうちょっと後で読もうと思います。
ちょっと続けて読みたいと思えるほど楽しめなかったので
殺人症候群 2008/06/02

 

症候群シリーズ第3弾

しょっぱなから(笑
胸が痛くなるというよりも、胸を圧迫されているような
嫌な気分でした

大切な人が殺されたのに、犯人が未成年だとか、
精神異常者だとかの理由で、大して罰を受けない。
遺族は何も救われることがない。

その描写が悲痛すぎる
貫井さん、そういう経験があるのかなって思ってしまったくらい。

勧善懲悪という言葉があるけど、
これを読みながら、この言葉が当てはまるのは
どういう結末だろうと考えていました。
・・・結局よくわからなかった

もちろん、法的には報復殺人を請け負うほうが
悪いに決まっていますが、未成年・精神障害者だからって
刑を免れられてしまう法律が正しいとも思いません。

最後のほうには受け付けない描写(短かったけど)が
あって、もう2度と読まない・・・と思いました
女性に対してものすごく暴力的な内容が多い本なので、
そういうのが苦手な、特に女性にはあまりおすすめではないです。
でもすごい本だと思うので、一応おすすめです(どっち笑)

どんでん返しという程ではないけど、
一応渉に関してちょっとドッキリな仕掛けがあるんですが、
なんかそれまでの伏線をこじつけっぽく説明して
言い訳しているように感じました
ていうか伏線になってないからわざわざ説明したのかな

それから、2冊分くらいの長編なので、倉持と共に
環の謎も明らかになるんじゃないかと期待していたのですが、
謎のまま終わってしまいました
結末を見る限り、大した奴じゃないような気がするけど

ところで、貫井さんの本を読んでいると
なんでこの漢字にふりがなをつけないんだろう、
なんでこんな簡単な字にふりがなをつけるんだろう、
とよく思います私だけ













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