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ガラスの麒麟 2008/12/31

 


連作短編集です。日常に起きる事件の謎を解くミステリ。

隠れた主人公・神野先生のおかげで事件だけでなく、
主人公の心も温まっていくお話。

最初、先日読んだ青い鳥とかなりダブりました。
神野先生は足が不自由という障害があって、連作短編だし。


ミステリとして読むのはおもしろくないです。
神野先生が鋭すぎて面白味がなくなってます。
これは前にも加納さんの本を読んだとき感じた気がします。

謎解きがメインではないにしても、もっと丁寧に描いてほしいなぁ
確かに推理は納得できるんだけど、
話を聞いてすぐそれに結びつくのは不自然
読者ならまだしも、神野先生が推理するのは
無理じゃないかと思う話もありましたし・・・
そういう可能性がある、という程度の話ならまだいいのですが、
神野先生は確信を持って自信満々に言うんですよね。
ちょっとこういうのは興奮が冷めてしまいますね


最後2つの話は結構好きなのに、何か違和感を感じました。
なので結局どの話も好きとは言えないです。
麻衣子を、悪ぶってるけど本当は寂しい子、本当は良い子、
というふうに解釈しているのが、無理やりな感じだし、
犯人に関してのラストも納得いきませんでした

悪くはないんだけど、良いところも特になかったです。

あ、でも作中作の童話がとても良かったです
完結してないのが残念

加納さん、童話書いてくれないかな~。
ぜひ、読みたい

あ、あと余談ですがダックスフントの憂鬱という話、
宮部みゆきの作品を読んでるみたいでした。
中学生が主人公だし。


一昨日読了した殺人方程式が今年最後の本になるのが嫌で、
でも年末で忙しいし軽い本にしよう
と思って選んだのがこの本でした。
読みやすかったので、おかげで読みきることができました
ということで、今年最後の感想文となりました
・・・実は、今2時過ぎですがちょっとズルして時間変更しました(笑
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殺人方程式―切断された死体の問題 2008/12/30

 


最近本の好みが変わってきたようなので、
綾辻さんの本読んでもつまらないかもなぁ~
なんて思っていたのですが、
久々に再読したこの本、ひどかったです

これを買ったのはだいぶ前で、これシリーズで2冊あるんですね。
で、もう手元にないのでどっちを読んだのか思い出せなくて
両方買ってしまいました(笑
こっちが既読本でした。
前回読んだときの感想は全く覚えていないのですが、
悪かったら覚えてると思うんですよね~。
でも、かなり良かったら絶対忘れられないので、
そんなに良いとも思わなかったんだと思います


再読ですが、コミカルで宗教が出てくるくらいしか
覚えていなかったので、ほぼ初といっていいくらいです
トリックや犯人、最後まで思い出しませんでした


トリックは覚えてなくて当然。
理解してなかったに違いないから(笑
ちゃんと読んだかさえ怪しいです。
今回は飛ばしました
物理トリックなので、トリック重視で文系の人は要注意かも
私はトリック重視しないので気にしませんでしたが。


でも、犯人覚えてないのはどうしてだろう
意外な犯人だったんだけどなー。

遺体をバラバラにした理由などは理に適っていると思いますが、
伏線は弱かったと思います。
あの程度のことで犯人と被害者を結びつけるってのは・・・
でも、ちょっと感心したので最低点にはしませんでした。


それに、これ捜査に警察が介入するんです。
というか主人公の双子のうち、一人が刑事。
それなのにルミノール検査はしてないし、
ベッドの下に落ちてた財布を見逃したとか、
絶対にありえないミスがあります


館シリーズのような、普通ではありえない状況で
ありえない殺人が起きるという、
おどろおどろしい雰囲気であればある程度の無理は
許容できるのですが、こんなコミカルタッチで
警察が介入するのであれば許せません

あと、大オチは余計だと思いました。


これが今年最後の読書になるのは嫌なので、
もう1冊、頑張って読んでみようと思います
夜啼く鳥は夢を見た 2008/12/27

 


ちょっと不気味若干ホラーテイストかも。
でもホラーという怖さはなく、幻想的できれいなんです

沼に沈みたがる弟は、普通に考えたら気色悪いのに、
全くそんな風に思いません。
ていうか、この沼に行ってみたいとさえ思いました

従兄弟の草一もなんか変。
美少年なのに草一なんて名前がいいわ~(笑

ちなみに弟は頬白鳥(ほおじろ)、兄は紅於(べにお)。
長野まゆみのネーミングのセンス大好き

おばあちゃんの家なのに、おばあちゃん出てこないんですよね。
いや~、奇妙だ(笑


ラストは何か予想していたわけじゃないけど、
ちょっと意外で、だけど納得できるものでした
最後まで奇妙なまま。
だけど草一のことがほんの少しだけ理解できたような気がします。


夏が舞台になっているので、夏になったらもう1度読みたいかも。
大雪で超寒い日に読んだので、雰囲気がちょっと合わなかったな

今の時期に読んでおもしろくないというわけではないけど、
それだけ長野まゆみの描写は本の中の世界を
イメージしやすいってことです
狐笛のかなた 2008/12/25

 


和風のファンタジーですかね
評判が良いみたいなので楽しみにしていたのですが、
私には合わなかったようです


つまんないわけじゃないし、読んでて退屈でもないのに、
全然ハマることがないというか。
ワクワクしないし、ドキドキもしない。
続きもまったく気にならない・・・って感じでした


良い点も特にないし、特筆するような
悪い点も特に浮かばないのです
ただ、イマイチ・・・
ある意味不思議な本だ(笑


ラストだけは割りと好きです


もう書くことないです・・・。終わりっ(笑
破線のマリス 2008/12/23

 


乱歩賞受賞作。信じられない

半ばくらいまで死ぬほどつまらなかったです。
主人公に感情移入できないのと、
内部告発ビデオに興味を持てなかったのと。

家族(旦那だけならともかく、子供まで)を捨てて
仕事を取るという人がそもそも嫌いです。
しかも悩まずあっさり捨てたように書かれているので、
ますます嫌い。
それ以外でも全てにおいて女とは思えないんですよね
前に読んだ魔笛でもそうだった気がします。
「作られた人間」という感じ。


読むのやめようかと思うほどの苦痛でしたが、
半ばを過ぎた頃から急におもしろくなってきました。
ほんの一瞬だけ、ななめ読みしていた前半が
もったいなかったかなぁ~・・・と後悔したときもありました。


でも、すぐにまた苦痛へ戻っていきました

最後、色々あったから主人公が精神不安定になって、
精神が暴走してしまったのは理解できます。
考えれば理解できるけど、文章からは伝わってきません。
だからものすごく突飛で、咄嗟には理解できない


そして最後の最後がまた最低・・・
読者の意表をつくという点では成功してるかもしれません。
でも、無理があるし、くだらないです

前に読んだある有名作家の推理小説で、
犯人は猿。猿の運動能力なら人間にできない犯罪が可能。
というオチがありました。続き読むのやめました。
あのとき感じた気持ちに似ています


文体も嫌いだなぁ。
文章が下手というわけではないけど、
読んで楽しいという感じが全くしませんでした
イン・ザ・プール 2008/12/23

 


最近、なぜか精神医療に関する本を
読むことが多い気がします
これも知らずに選んだんだけどなぁ。


恐ろしいヤブ(っぽい)精神科医、伊良部。
なのになぜか患者は癒されてしまうという、
不思議だけど笑える連作短編集です


まず、医者の伊良部キモイ
色白デブで、マザコンで、注射に異様な興奮を見せる変質者。
おまけにこいつが病気じゃないの
と思ってしまうほどモラルがない
患者が入ってきたら、まず注射
注射を見たいがために無料にしたり・・・

患者も呆れ果てているのに、なぜか通い続けます。


伊良部という医者が治療(?)する患者が
それぞれの主人公になっているのですが、
症状がすごくリアルに伝わってきます

この作品に出てくる病気は、日常的に経験するようなことの
延長上にある症状がほとんどです。
昔だったら自意識過剰とか心配性とかで済まされてしまいそうな。

なのに、病気の切迫感はなんか生々しくて、
患者の苦しみがひしひし伝わってきます。
自分を病気だと思っていない人が多いせいかな。


治療が随分いい加減です。治療と言えるのかどうかさえ疑問。
・・・いや、治療じゃない
こんな医者はまずいないと思います。

深いこと考えるな、ということを前面に押し出している作品です。
本当に悩んでいる方が読んでどう思うかわかりませんが、
最近読んでいたような重い症例ではないので、
このくらいいい加減な感じなほうが気持ちが楽になるのかな、
と思いました


表題作以外は良かったです。
続編もあるようなので今度読んでみます
確か図書館にあったような・・・


伊良部がホントおかしくてつい吹き出してしまいます
電車など移動中に読む方、ご注意ください(笑
椿山課長の七日間 2008/12/22

 


タイトルからしてコメディなんだと思って観ました。
そういえば数年前話題になってましたね
内容まで覚えてなかったけど

もっさいおっさんがスタイル抜群の美女として
生き直して、しかも男に抱かれそうになるとこなんか
笑えるし、コメディ要素も盛り込まれてるんですけどね

でも、それがこんな感動作だとは
いつ親が入ってくるかわからないので泣きませんでしたが、
何度も泣きそうになりました

よく考えると、現世に未練のある死者が期限付きで
生き返るというストーリーに目新しさはなく、
むしろ陳腐でさえあるんですけど。
それぞれのキャラの個性ですかね役者かな
若干感じる古くささが逆に良い感じでした


椿山課長は人の良さそうなおっさんで憎めないので、
妻が夫の部下と不倫していたことは
私もショックだったのですが、椿山にも他に好きな人がいたので、
少し安心しました


主人公やヤクザが現世に戻った理由はわかるんだけど、
子供だけどうしてもしっくり来ません。
本当の両親にお礼を言いたいというだけ
その程度で戻れるなら、3人しか戻れないというのは
おかしいと思いますね~。
他の人、どんだけ未練ないの(笑
そこだけ疑問&違和感が残りました。

あととってつけたようなラストも残念。


演技でいいと思ったのは成宮くんと西田敏行くらいですが、
(成宮くん、今まで興味がなかったけど演技上手なんですね
全員がハマり役だな~と思いました
伊東美咲がいいと思ったのは初めてかもしれません



 原作は浅田次郎。

これも読んでみたいです
K・Nの悲劇 2008/12/21

 


ミステリーかと思って読んだのに心霊ホラーでした・・・
心霊ホラーはまず手を出さないんです私。
小学生の頃、学校の図書室にあるような
児童向けのものを除いては、初めて読んだかもしれません
これは心霊か精神疾患かという話がグダグダ続くんですけどね。

これは妊娠にまつわる話なので、女性にはおすすめしません。
妊娠とホラー組み合わせないで欲しい
精神疾患だとしても怖いです。

憑依現象という精神疾患があるそうです。
怪談でよくある狐憑きというのはその病気らしい
主人公の妊婦はそれではないかという疑いがあり、
実際精神医学においての説明もついています。

でも、早い段階で心霊現象が押し出されているので、
どんな説明をされても精神疾患が原因のようには思えません。
だから何グダグダ言ってんだよと思ってしまって
だって風もないのに髪が逆立つなんてありえないし。
見間違えたなんて説明ができるものじゃないし。


主人公の旦那の軽はずみな行為というのは、
避妊をしなかったこと以前に
調子に乗ってマンションを買ったこと。
1冊本が売れたからって馬鹿じゃないのとずっと思ってました(笑

旦那は遊び人だったらしいけど、とても真面目な感じで、
軽薄に見られると書かれているのが不自然でした。
「元」だとしても遊び人というイメージはまるでないです
マンション買ったのは軽薄としか言いようがないけどさ。

でもそれなら妻の果波もですよね。
なぜマンション買うのを承諾したのか
今後子供を作る気はないという話があったのならまだしも。
ていうか、この夫婦がそんな軽率なことをするとは考えにくい
人物設定にも違和感あり、マンションを購入したという設定にも違和感ありです


それに中絶を拒むことによって起きたことなのに、
妊娠した張本人の意思はほとんど書かれてないんです
病院で妊娠がはっきりわかったときに目覚めた母性が
ほんのちょこっと書かれてる程度で。
マンションを売ってでも産みたいというほどの
意志はまったく感じられませんでした。
ていうか、暮らしがダメになるからおろさなきゃって言ってる。
果波だって暮らし>子供のように思いました。
もしくは旦那>子供。


読みやすい文章で一気に読めましたが、
心霊ホラーという点で大幅にマイナスです。
ダ・ヴィンチの暗号 99の謎 2008/12/20

 


今更感が強いですが・・・笑

描いた本人は何も考えてないんじゃ・・・と思いつつも、
絵画に隠された暗号
というのに惹かれてしまう私なのです


ですが、これ、ダ・ヴィンチについてほとんど語られてません
シオン修道会とかテンプル騎士団とか、そんなのばっか
時折ダン・ブラウン著の「ダ・ヴィンチコード」について
言及がありますが、むしろそれを意識して書かれた作品です
流行に便乗するのはいいけど、
内容も当時テレビで見たようなことばっかり

タイトルと、表紙のモナ・リザを見たら
絵画に隠された暗号について書かれてると思いません
ムカツク~
絵画に隠された暗号についてはほとんど語られない上に、
ちょっとだけ出てくる「最後の晩餐」の暗号に関してさえ、
言及がほとんどありません
モナリザのモデルは誰か(もちろんわかってない)というのは
書かれていても、微笑みに関する記述はなし。


しかも、「はじめに」で本書で紹介することは事実であると
堂々と明言しているくせに、
「~と考えられている」
「~かもしれない」
「秘密を握っていたと思われる人物は死亡した」
とか、つまり全くわかっていないことばかり
わかっていない現状が事実ってことです。最悪


そもそも、私の場合シオン修道会は捏造だと
これを読んで強く感じたので、最初から飽きてしまいました。
(シオン修道会については最初のほうにあるので)

何百年も秘密を守ってきたのに、会員がインタビューに応じるとか、
ありえないと思うんですけど
なぜ今(数十年前のことですが)になってという言及もありますが
数百年隠し通せたんだから、出てくる必要はないと思うし。

真実かどうかは別として、もっと真実味を持たせる
書き方をして欲しかったです。


一応最後まで読んだけど、かなりつまらなかったです。
告白 2008/12/19

 


河内十人斬りという、実際にあった事件を
題材にした小説みたいです。
主人公の熊太郎と、憎らしい熊次郎。
なんでこんなややこしいんだよと思ったらそういうことか。


最初のほうは単に河内弁?と文体の
雰囲気がおもしろくて楽しい
熊太郎の思考回路がぐだぐだと回りくどいので
好き嫌いは分かれそうですが、私は好きです


一切の先入観なしに読んだため、こんな悲惨な事件を
モチーフにしていることさえ知らず、当然実在した人物だということも知らずに読んでいたため、単なる思弁的故に不器用な男の一生かと思っていました。
・・・いや、かなり大雑把に言えば合ってるんですけどね(笑

しかし進むにつれてこの不器用さ、
遣り切れない気持ちになります
不器用なだけならもどかしいだけなんですけどねぇ・・・
にっくらしいやつがいっぱいいるんですよ
熊太郎は不器用なせいで敵も多くて

実話を元にした話だと知らない私でも、
熊太郎に不利なことが起きたとき、何か劇的なことが起きて
熊太郎が救われるんじゃないか、という予感が全くないんです。
なんでかはわからないんですが。
だから、熊太郎がピンチのときは胸が苦しくなって

熊太郎は基本のん気というかのほほんとしてるので、
馬鹿なやつだし駄目なやつなんだけど、
ホントはいいやつだってわかるので憎めません。


熊太郎みたいに、思ったことと実際口にできること・表現できることが
一致しないというのは特に珍しいことではないと思うのです。
私もそうかもしれないと、この本を読んで思いました。
でも熊太郎はこのことですごく悩んでいて、すごい孤独。
昔はともかく、弥五郎がいるのにどうしてかな。
最後、悲しかった
孤独すぎる・・・。

熊次郎が森の小鬼に似ていた理由が私なりにわかってからは、
それまでも悲愴感漂っていた熊太郎が更に分厚い悲愴感で
覆われてしまいました
思弁的な熊太郎の性格のせいだけじゃないんですよねぇ。
もう救われないんだろな・・・と思いつつも、最後までずっと、
頑張って欲しいなって思ってました。
熊太郎に感情移入しすぎです(笑

ラスト辺りは何度も読み返して、読後もずっと引きずってました

700ページ近くあるのに全然長さを感じませんでした

初めて読んだ作家だけど、町田康ってかなりすごい作家かも
もっと早く読んどけば良かった~


 余談ですが、こっち文庫本。
買おうかな~と思って見ていたら850ページもある
単行本は676ページなのに
あとがきや解説だけじゃこんなにならないですよねぇ。
加筆したのかな

贋作師 2008/12/16

 


初めて読む作家さん。
なぜかわかりませんが、とても惹かれて買ったので
かなり楽しみにしていました。

主人公思い込み激しすぎだろー・・・
と呆れながらもグイグイ読まされてしまいました。
ちょっと不自然なほど発想が突飛で変です。

でも先へ進むほどにおもしろくなっていき、
先が気になってしょうがないところへ、
狂気的な愛情・奇病と、私が大の苦手とする要素が
2つも発生

超気持ち悪かったぁ~おぇっ

まぁ、それでも先が気になるのは変わらなかったので、
筆力はあるんだと思いますが・・・。


最後、なぜか急に失速しましたねぇ
真実を犯人がいきなり喋ってしまったので、
なんなのこいつ・・・と犯人にも呆れました。
その後はハードボイルド小説によくあるお約束の展開
盛り場のはずなんだけど、退屈だった・・・
そこで私はようやく、確かにハードボイルド系の小説かも
と気づきました(笑


展開も真相もおもしろくないし、
何より苦手な要素が入っていたため、
かなり期待はずれでした

良かったのは、主人公の友人くらいですね。
双頭の悪魔 2008/12/14

 

有栖川有栖はどうも好きになれないと思っていましたが、
これはなかなかおもしろかったです

どんでん返しがないのは残念でしたが・・・。
もっと意外な犯人だったらなぁ
動機もちょっと弱いですし、トリックもそんなに
すごいとは思いませんでしたが、
本格でそんなのは二の次なんで別にいいです(笑
一応納得はできましたし


「読者への挑戦」がある本ですが、
長いので挑戦する気にはなりませんでした
というか、挑戦しようと思うタイプの本ではなかったです。
私にとっては。
というか、「読者への挑戦」がある作品に限って
挑戦しようと思えないのですけどね

でもアリス側で起きた殺人事件の犯人はわかりました。
動機やアリバイは特に考えませんでしたが、
考えなくてもこの人じゃないと不可能だろうなってので
理由は「職業」。
大方の人はこれだけでわかると思います


シリーズ物ですがその前のは読んでません。
あとがきで書いてあるように、
読んでいる必要はありませんが、
読んでいないとよくわからない記述が多かったです。
だから読んでからのほうが良かったかもしれません
症例A 2008/12/12

 


小説としてはあまりおもしろくなかったです

統合失調症の治療の過程、精神科医の苦悩が
詳しく描かれていて、興味深い作品でした。


でも、なくてもいいような話が多すぎる気がします
はるこが出てくる側の話は丸ごとなくても
成り立つと思うんですよね・・・。
当然、はるこの側の話と、精神科医の榊の側の話の
繋がる部分も特に必要ないと思いました。

おもしろいなら良いのですが、中途半端に終わっているので、
五十嵐老人の手記が事実なのか不明のまま

だから、榊が病院に不信感を抱いた点も
なんの意味があるのかわかりません


終盤も、それまであさみは分裂病(統合失調症)なのか
境界例なのか、それとも多重人格なのかという問題に
時間をかけていたのに、一気に畳みかけるように
まとめてしまっているので、面倒になったのか
とさえ思ってしまいました。

その辺りではもう残りページが少なくなっているので、
ここからどういう結末を迎えるんだろうと不安に思っていましたが、
その不安は的中してしまいました

ラブストーリーかと呆れてしまうような終わり方で、とても不満です
正直、作者はどう閉じたらいいのかわからなくなって
こんな風にしてしまったのでは、と思います。

ラストにこだわらない方にはいいかもしれませんが、
私としてはかなり最悪な結末だと思いました。
こういう内容だからこそ、こういう結末はちょっと


少し触れられていたガリバー旅行記は興味深かったので、
読んでみたいな~と思いました
マリー・アントワネット 2008/12/11

 


何度も見かけて気になっていたこのDVDを、
借りる気はないのに何気なく手に取ったら、
ヴァージン・スーサイズのソフィア・コッポラ作品だったので、
そのまま借りてきました
史実物は苦手ですが、マリー・アントワネットは
比較的興味がある人物だし、私にしては
色々知っているほうなので、いいかと思って。


出だしからすごく気に入って、やっぱ監督がいいと
映画全体が良くなるんだなぁ~
と一作しか観ていないのにソフィア・コッポラを絶賛していました

食べたら不味そうだけど、カラフルできれいなケーキ、
あとドレスやオペラなどは見ていてとても楽しいです


しかし、マリー・アントワネットと言ったら、
一夜で白髪になったとか、死刑執行人に上品かつ丁寧に
謝った(足を踏んだかぶつかったかして)というのが
有名だと思いますが、それがない
期待してたのに~

それ以前にも、おもしろかった前半に比べると
後半はちょっとダレてきて、史実だからしゃーない
と思ってたんです。
なのに、肝心なところがないので拍子抜け

終わったとき「え~」って言いそうになりましたよ
中途半端すぎる


マリーは悪い印象ばかりが強いけど、
本当はそんな人じゃない・ムダ遣いは寂しさからだ、
というのを強調しすぎているような気もします。
身勝手に浪費したのは事実(多分)なんだから、
いい人にする必要はないと思いました。


映像を楽しみたい方には良いと思います
楽園 2008/12/09

  

模倣犯に出ていた滋子が出てきます
実はこれ、前に模倣犯を図書館から借りたときにあって、
どっちを借りるか悩んで模倣犯を借りたものの、
その後ずっと貸し出し中で借りられず、
後悔していたんです

でも模倣犯を先に借りて正解だったようで嬉しいです
続編ではないのでどっちを先に読んでもいいと思いますが、
この作中にも模倣犯での事件の話が出てくるので、
読んでおかないとボヤけた印象程度にしかわからないかも。
犯人像など模倣犯に通ずるものもあります。
なので、私は先に模倣犯を読んでおいたほうがいいと思います。


長編ですが、無駄に長いとは思いませんでした
考えてみれば、別にいらなかったと思う部分はありますが、
読んでいてもどかしく思うような無駄はなかったです

久々に食事の時間・寝る間が惜しいという思いで
読書をすることができました

両親に殺されてた茜が非行に走ってしまった理由・想いを、
最後のほうの事件に巻き込まれる小学生に
代弁させ、しかも最後は対比させている辺りとか、
やっぱすごいなぁ~って改めて思いました


滋子は前もそうだったけど、今回も好きになれませんでした。
超能力を持った息子を亡くした可哀想な母親と、
姉が家の下に埋まっていることを知らずに暮らし、
事件が明らかになったことでこれまでの暮らしが
壊されてしまった女性のためという大義名分があるのを
いいことに、色んな人に嘘をつきまくって、
色んな人を傷つけています。
しかし本当の目的は、自分の好奇心を満たすためです

ちゃんとお金をもらって、記事を書いて、
あくまでもビジネスとしてやるならまだ良かった・・・
ただの趣味じゃん
感謝しているという職場に迷惑をかけながら、
「趣味」を優先しているのも、人としてどうかと・・・。

そして、模倣犯に出てくる山荘を少年が描いていたことで
強く興味を持ったくせに、その絵の真相は不明のまま。。
少年はサイコメトラーなので、なぜ詳しくない人しか
知らないはずの物を描いていたのかが知りたかった気もします。
誰かに接触していたはずってことになるんだけど、誰に
目先の事件の真相に満足して忘れてしまったのかな、と
読んでいる内は特に気にならなかったのですが、
読後に思い返しているときにちょっと気になりました


宮部作品なので、超能力は本物だろうと思って読んでいましたが、
あまりにもその調査が長いので、もしかしたら
と思ってもいましたが、もしかすることはなかったです
しかも、それまで力のなかった母親までも能力を持っていたみたいな
話になってしまい、若干拍子抜けではあったのですが、
能力に悩んでいた(はずの)少年が救われるような結末は
感動的で良かったです

文句もあるけど、最近はおもしろい本を読んでいても、
寝る間が惜しいという感覚はなかったし、
終始惹きこまれたので満点です
青の炎 2008/12/07

 

原作が好きです。
アイドルが出てるってことでちゃちい映画じゃないかと
心配していましたが、本当に安っぽい映画でした

演技できないあややが出ている以前の問題。
ストーリーがひどい
原作とあまり変わらないけど、大事なとこ省きすぎ
ていうか省きすぎて、紀子いらなくなってると思う
大事な存在じゃなくなってるもん・・・

それに曽根を殺すまでの過程。
原作では、つい主人公を応援したくなった。
でもこれはそれほど曽根に悩んでいる感じがなく、
緻密な計算の上で殺害しているにも関わらず、
カッとなって衝動的に殺したような感じさえします
動機が幼稚。
だから主人公を応援するなんてとんでもないし、
可哀想だとも思いませんでした。

音楽のセレクトもセンスの悪さを感じます。
古くさくて、ダサイ

あややはしょうがないとしても、全ての役者が大根に見えました。
役者がというより、脚本と映像の雰囲気が悪いんだと思う。
二宮は今演技も評価されてるけど、この当時はどうだったのかな
唯一まあまあだと思ったけど、秀一のイメージではないので、
良いとは思いませんでした。

これ一応倒叙ミステリなのに、
ツタヤではアイドル・青春映画ってなってました(笑
チョコレート工場の秘密 2008/12/06

 


チャーリーとチョコレート工場の原作です
映画が大好きなので読んでみましたが、
めっちゃおもしろかったです

原作から入ることの多い私ですが、
これは映画から入ったほうがいいと思います
映画はほとんど原作に忠実なので、
映像が浮かんできてとても楽しい

もう、楽しくて読むのもったいないと思うくらいでした
なるべくゆっくり読むようにはしてたんですが、
あまり長くないし、何よりおもしろいので
すぐ終わってしまいましたが

感動作と紹介がありますが、感動は別にしません。
というか、どこで・・・って感じです
その辺は映画のほうがうまく作ってると思います。

ひたすらブラックユーモアと不思議なお菓子の話。
よく考えると残酷なのに、甘くて夢いっぱいの
楽しいお菓子がマッチして、
映画で知っているのにワクワクしました
だいぶ大げさに書いていますが、子供への教訓も
いっぱい詰まった本なので、子供ができたら読ませたいです

あと、挿絵が不気味。
最初のチャーリーの家族を描いたイラストなんかミイラです
でも、なぜかいい味出てます(笑

映画を観ていたからこその満点かもしれません。
ラストはちょっと「え」って感じだったので
チョコレート独り占めしてる場面もあるし。

あとがきで知りましたが続編があるみたいなので、
それも読みたいです

ガラスのエレベーター宇宙にとびだす

チョコレート工場の秘密に比べるといまいちらしいですが・・・
期待はしないでおきます
青い鳥 2008/12/05

 

 
うちのインコが青いという理由で目に留まった本(笑
あらすじも全く知りませんでした。
連作短編集だということも、家で本を開いてから気づいたくらい。

それがもう・・・こんなにいい本だとは
大好きなインコのおかげで出会えた本なので、
嬉しさ倍増です

連作短編と言っても、村内先生が毎回出てくるというだけで、
話そのものに繋がりはないです。

自分が同じような体験をしたわけでもないのに
主人公の気持ちがよくわかって、
まるで自分が村内先生に出会って話しているような気分でした。
もう、涙がボロボロでました
いい話だな~って感動して泣くんじゃなくて、
自然と涙が溢れてくる不思議な感じでした

元々感動系の話はそれほど読まないってのもありますが、
感動してうるうるきても、実際に涙をこぼすことって
あまりないのに、作品に書かれていない気持ちまで
想像して、たくさん泣きました(笑

こないだ東京タワーで泣いたばっかで、
また今年中に泣ける本に出会うとは思ってませんでした。

ちなみにハンカチが1番好きです
どれもいいんだけど。

作中に出てくる詩も読んでみたいです。
文庫本が出たら買います

一気に重松清ファンになりました

ひとつだけショックだったのは、
表題作の青い鳥に童話の青い鳥の話が出てくること
この本と同じ理由で読みたくて買ってまだ読んでないのに、
これに結末が書いてありました(笑
神田川デイズ 2008/12/04

 

ぽろぽろドールがとても良かったので、
他の豊島ミホさんの作品が読みたくて、
とりあえず図書館にあったこれを。

同じ短編集だけど、ぽろぽろドールとは全然違います。
青春小説っていうのかな
冴えない・満たされない大学生を主人公にした連作短編集。

どれも今のままでいいのかと疑問を持つところは
同じなのに、飽きません。

最初から自分を諦めている人。
根拠はないのに自分は他人とは違うと思っている人。
青春を謳歌しなくちゃと、したくないことをしてる人など。

色んなタイプの人が、今のままの自分を受け入れたり、
自分の向かうところは夢とは違うところなんだと気づいたりと、
色んな結末に向かっていき、
特に泣ける話ではないのに感動しました

最初のほうの主人公は、後の短編にちょこちょこ出てきますが、
自分の中で何かが変わった後、輝かしいキャンパスライフを
送っているのがわかります
だから、最後のほうの主人公たちも、
きっと満足できる人生を送るんだろうな~
って、そんなことまで伝わって来ました

私は青春小説って苦手だと思っていたけど、
こういう、熱くないものならいいのかもしれません

満点にするか悩んだくらいです
東京タワー オカンとボクと、時々、オトン 2008/12/03

 

今更~って感じですが(笑
もっと早くに読んどきゃ良かった
いい意味で、ゆっくりとしか読めない本でした
いつものペースだとなぜか頭に入らない。

泣けましたね~
ボロボロ泣いてしまった
文章が結構淡々としているのに、涙腺刺激します(笑

私はマザコン男の話は嫌いなのですが、
これは不思議と嫌悪感なく読めました
最後のほうの、亡くなったオカンと一緒に寝たり、
オカンの骨を食べたときはさすがにげぇと思いましたが

子供時代の話は普通におもしろいし、文章もわかりやすいし、
オカンとオトンの不思議な絆も文面から感じ取れるし、
オカン大好きなのが伝わってきて、辛さも伝わってきて、
たくさん感動しました

でも、ちょっと他人を悪く言いすぎ
看護婦さんや葬儀屋さんに自分の仕事のこと。
仕事なんだから、仕方ないでしょ~
もちろん心情的には理解できますが、
せっかくの良い話に水を差されました。
これはエッセイだけど普通の小説的に書いてるんだから、
省いたら良かったのに・・・
なので満点ではないです。

オカンは倍賞美津子がいつも浮かんでいました
(ドラマでオカン役)
ピッタリですね~
「ボク」はもこみち君全然浮かびませんでしたけど(笑
なぜ、もこみち君が起用されたんでしょうね・・・。

映画は原作を読んでからと思っていたので、
まだ観ていません
原作を読んで改めて倍賞美津子さんがいいと思ったので、
どうだろう
近いうちに借りてこようと思います













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