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ダブル・ジョーカー 2010/01/31

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著者:柳広司


結城中佐率いる“D機関”の暗躍の陰で、もう一つの秘密諜報組織“風機関”が設立された。
だが、同じカードは二枚も要らない。どちらかがスペアだ。
D機関の追い落としを謀る風機関に対して、結城中佐が放った驚愕の一手とは─。
表題作「ダブル・ジョーカー」ほか、“魔術師”のコードネームで伝説となったスパイ時代の結城を描く「柩」など、5編を収録。






ジョーカー・ゲームの続編。
ジョーカーゲームは読んでいなくても大丈夫そうですが、
最初からD機関や結城中佐についてわかっていたほうが、
読みやすいし楽しめると思うので、先に読んでおくことをおすすめします
結城中佐の過去の話もあるし。


最初はあまりおもしろくないのですが、
畳み掛けるようなラストスパートが最高にいい
D機関が仕掛けた作戦がざざーっと浮き彫りになって、
キャー!かっこいい!みたいな(笑

その代わり、終盤まであまりおもしろくないです
全部が全部ってワケじゃないですけどね。


スパイたちの使命感、意志の強さには感動までしました。
最終話は意外な展開で、正直読み返してもはっきり理解できなかった
他の方のレビューを読んで、やっぱりそういうことなんだ~・・・と確認しました(笑

ちなみに私が想像してたのは・・・
結城中佐は兄弟だと知ってわざと接触させたんだと思ってたんです。
なので、そういった方向にどんでん返しがあると思ってました。
他と違ってD機関の一員が主役なので、どんな結末かは想像できず・・・

そしたら、こんな唐突なラストに唖然
でもスパイものだから、こんなラストは「あり」ですけどね。
この後のD機関についても知りたいですが・・・



私はこっちのほうがおもしろいような気がしたのですが、
でもジョーカーゲームが既にうろ覚えなので、そこは微妙なところ。
前作の感想で自分でも書いていたけど、記憶に残りませんでしたね
最終輪のラストが良かったとか書いてるけど、それも・・・

あ、それと前作では,「おもしろいけど、あまりしっくり来ない」印象がありました。
今作ではそういうのはなく、しっかりした小説を読んでいる感じでしたよ
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鬼平犯科帳 1 2010/01/30

 

著者:池波正太郎


斬り捨て御免の権限を持つ幕府の火付盗賊改方の長官・長谷川平蔵。
盗賊たちには“鬼の平蔵”と恐れられている。
しかし、その素顔は義理も人情も心得た苦労人である。
彼を主人公に、さまざまな浮世の出来事を描き出し、
感覚の時代小説として評判高く、テレビに舞台に人気の集まる鬼平シリーズ第一巻。






かなり有名な作品ですが、ドラマも見たことなく、
ファンの知人もいないので予備知識なしでした。

刑事小説のようなものかと思って読み始めたのですが違いました。
捕物はもちろんあるけど、そこに至るまでの悪人の話です。

鬼平、あまり出てこないんですけど・・・
伊坂さんのチルドレンのように、主役ではないけど主人公,
ということなのですが・・・
チルドレンでは陣内が完全に主人公だと思えたけど、鬼平は主人公という感じには思えませんでした。
普通に脇役って感じ。

なので、個人的にはそこがとても微妙・・・。
しかも鬼平より、ほぼ出番のない奥さんの優しさが印象的でした。
奥さんにもっと出て欲しいなぁ(笑


そんな不満はありつつも、人気なだけあって、なかなかおもしろいです。
宮部さんや畠中さんに馴染んだ私としては、読みにくさを感じたので、
そこも若干の難点なのですが、これから読むのに慣れたら、
もっとおもしろく感じるかな?と思っています






私はブログを書くのも見るのもパソコンオンリーなので、
つい昨日気づいたのですが、携帯からだと記事のベースの色、
ピンクだったんですね

反転しないと見えないように白字で書いてた部分も見えちゃってたのね
さっき背景が白ベースのものに変えておきました
神の守り人 2010/01/26

  +

著者:上橋菜穂子


タンダと共に草市を訪れたバルサは、人買いに連れられた兄妹チキサとアスラに出会う。
アスラは美しい少女であったが、全身に<災い>の気配をただよわせていた。
事情のわからぬまま、バルサはこの少女を助けるのだが…。
女用心棒バルサ復活。






ちょっと1巻に似ているような気がします。
でも普通に別の物語として楽しめます

ただ、化け物を神と崇めるアスラがあまり好きになれなかったため、
来訪編では、アスラを助けようとするバルサたちが
お人よしすぎると思いました

といっても別に嫌いなわけではないのです。
アスラがタルハマヤを神としているのは、純粋に母親を信じているだけですし。
早く間違いに気づかないと大変なことになるので、それが嫌で

主要キャラはもちろんですが、名前すら覚えていない端役まで全ての人物が魅力的です
冷酷なシハナまでも
シハナは好きか嫌いかといったらもちろん嫌いではあるのですが、
でもシハナはシハナで、良かれとしていることなので、憎みきれないというか・・・。
それに、タルハマヤを宿しているアスラの存在は、確かに危険なわけで・・・。

でも、悪いやつを殺して身を守ることの何が悪いと言うアスラも一理あると思うんですよね。
特に最初の殺戮は、アスラにとっては神に感謝して当然の出来事だったし。


なんだかサクッと読める割りに複雑で難しい本でしたねぇ


ラストは重いですが、あのときのアスラにとっては
1番いい結果だろうと思います。
いや、思いたい。

この2人はまた出てきそうな気がしますね~
出てこないと嫌


あ、あとバルサ。
今回ももちろんタフで強いのですが、なんかちょっと女っぽかったような
タンダに守られているような感じでした


作品としておもしろいのはもちろんなのですが、
ご都合主義らしいご都合主義がないのが素晴らしいです
今作では特に感心しながら読んでいました(笑
オペラ座の怪人 2010/01/20

 +

著者:ガストン・ルルー 訳:日影 丈吉

十九世紀末、パリ。華やかなオペラ座の舞台裏では奇怪な事件が続発していた。首吊り死体、シャンデリアの落下。そして、その闇に跳梁する人影…“オペラ座の怪人”と噂されるこの妖しい男は一体何者なのか?オペラ座の歌姫クリスティーヌに恋をしたために、ラウルは、この怪異に巻き込まれる。そしてその運命の夜、歌姫とラウルは、まるで導かれるように、恐ろしい事件に飲み込まれてゆく。オペラ座の地下で、闇を支配する怪人と対峙したラウルが目にした、想像を絶する光景とは?そして怪人と歌姫の真実とは?




画像は違いますが私が読んだのは日影 丈吉訳です。

この翻訳家の名前に覚えがあったのですが、
「苦手」として覚えていたのでしょうね・・・
ただでさえ苦手な翻訳物、すっごく読みにくくて失敗でした


何度読み返しても理解できない部分が多かったり。
かなり読み返しながらやっと読了しましたが、
結局よくわかりませんでした・・・。
途中でやめればよかった

途中でエリックは亡霊なのだと理解したのですが、
結局生きてる生身の人間ってことですか?
なんで生きてるのかわからん・・・。


違う訳で読み直したいです。
十二国記(アニメ)9~13話 2010/01/16




やっと続きが観れました
9~13話は尚隆と出会って、杉本が日本に帰るまでです。

見所はなんといっても、尚隆と六太の出会いでしょう
六太が「国が欲しいか?」と聞くシーンは原作でのお気に入りなので、
回想が始まった瞬間にもう原作を思い出してなんか切なかったです(笑

あのシーンは3回くらい観てしまいました

でも、六太が尚隆に惹かれる部分が薄かったような。
どうしても惹かれてしまうというのを丁寧に描いて欲しかったかも。
なんか麒麟だから王に惹かれてしまうという感じではなく、
尚隆が人として魅力的だから決意したって感じでしたね。
原作でもそうでしたっけ・・・?
思い違いなら私が悪いんですが

だけどやっぱり好きなシーンですし、声で聞けたのは嬉しかったぁ
もっかい原作読み返したくなりました


慶の先王が景麒に惚れちゃったシーンには迫力を感じました。
もっとしとやかな女性をイメージしてたので
結構なおばさんだったのね・・・。


あ、あと9話で陽子が楽俊に抱きつくシーンで、
楽俊の頭のでかさにビックリしました(笑
もっとちんまりした感じでいいと思いません?
人間の楽俊も、髪型が小泉元総理みたいでショック(笑


最後は杉本ともいい関係になれて、帰っちゃうのが惜しく思ったりしました。
浅野はすっかり忘れ去られていますね(笑
たとえ製作側が忘れているのだとしても、それで構わないよと思っていましたが、
やっぱり名前は出てきちゃいました。
プリンセス・トヨトミ 2010/01/14

 +

著者:万城目学


5月末日の木曜日、大阪が完全に止まる。
あらゆる種類の営業活動、商業活動、地下鉄・バス等の公共機関も一切停止。
しかしそのことは大阪にいる人たち以外は全く知らない。
その発端となったのが、会計検査院からやってきた個性豊かな調査官三人と、大阪の空堀商店街にあるお好み焼き屋の中学生の大輔と、その幼馴染の茶子。
彼らが、大阪人に連綿と引き継がれてきた秘密の扉を開けてしまうのだった・・・。






茶子と大輔の関係や鳥居のキャラは魅力ですが、
前半は恐ろしくつまらないです
ホルモーでもそうだったので、この作家は前半つまらないのが特徴なんだ
と自分に言い聞かせながら読んでいましたが、
なっかなかおもしろくならない
いや、ところどころはおもしろいんですけどね。
無理に長く引き伸ばしているようで、テンポも悪いです。
どうでもいい説明がやたらとあってうっとーしい

残り4分の1くらいになって、ようやくおもしろくなってきたという感じ。
ホルモーは前半のつまらなさを払拭してくれるおもしろさでしたが、
これはそれほどの面白みはありません

警察まで巻き込んでなんて無理があるし、
何よりあんな理由、5億円も使う理由になってない
よくもこんな理由で5億使って、調査官たちもよく納得したなぁとびっくりです。
私が調査官だったら大激怒しますけど。


まあ「OJO」の意味がわかった時点でかなり疑問だったんですけどね。
ここ日本なので。
おまけのこ 2010/01/12

 

著者:畠中恵


鳴家が迷子? そのうえ若だんなが吉原の娘と駆け落ちするって?
――誰にも心を開かない妖「こわい」が引き起こす騒動や、
月の玉を守ろうとして迷子になった鳴家探索記など、愛嬌たっぷり、
愉快で不思議な妖怪人情推理帖。「しゃばけ」シリーズ第4弾。






今までのシリーズで1番好きかもしれません
最初のほうは人情話、だけどもちろん可愛らしい妖たちも活躍します

それから、私は読み終えた後に表紙のイラストを見るのも好きだったりします
これはあのシーンか~と思うと読後もまた楽しめます


こわい
狐者異(こわい)という妖怪の話。
この妖怪は、関わると不幸が訪れてしまうということで、
仏にも見放され一人ぼっちです。

一太郎と栄吉がケンカをする話でもあるのですが、それは二の次
こわいが痛々しくって
寂しさゆえに意地の悪いことをしてしまうけど、一太郎は孤独をわかってくれた。
だけど、一太郎ひとりじゃダメなんですね。
みんなが好いてくれないなら全部いらない
一人いればいいじゃんって思うけど、たった一人ではこわいの寂しさは埋められないようで。

この妖怪はまた出てくるのかなぁ。
救うことはできない気がするけど、なんとかいい方法を見つけて欲しい。


畳紙
厚化粧のお雛の話です。
お雛ちゃんが長崎屋から間違えて持って帰ってしまった印籠を、
人間に化けた屏風のぞきが取りに行ったことから悩み相談?が始まる。

厚化粧の内側に隠されたお雛ちゃんの気持ち。切ないわ~
今後、きっとお雛ちゃんの化粧は薄くなるでしょう。ガンバレ

お雛ちゃんをイメージするとおかめしか浮かびません。
この時代の厚化粧というものがどんなものなのか見てみたいです。
今度ドラマ化してほしいなぁ。


動く影
まだ兄やたちがいない頃の一太郎の話。
若旦那のことを一番長く知っているのは自分だ!なんて威張る鳴家にキュン


ありんすこく
吉原の娘を逃がすために奮闘する話。
といっても、店の主人が病気の娘に無理させられないと頼んだことです。
その温かさよりも、嫉妬が印象的でしたねぇ。


おまけのこ
迷子になってしまった鳴家の冒険
鳴家ファンの読者のために考えた話ではないでしょうか。
まず、お月様を欲しがる鳴家の姿が可愛すぎる
種族?は違うとはいえ同じ妖怪である兄やたちが鳴家を見分けられないのに、
ひと目で「うちの鳴家」と見分けた一太郎カッコいい

やっぱり鳴家飼いたい~~
大人のための怪奇掌篇 2010/01/09

 +

著者:倉橋由美子


 死/毒/膿/変異/狂気/憑依/畸形/醜行/拷問/吸血/食人/生贄…まるで悪夢の連なりのような20篇。
 知的な恐怖と乾いた笑いが織りなす非現実の世界。
 人生の残酷さや馬鹿馬鹿しさをデフォルメし、見事な仕掛けと隙のない文章、
 堅牢なエスプリ、通奏低音としてのエロスで描いた倉橋怪奇小説。
 うれしくなるほどの怖さで20の夜の愉しみを約束してくれる、
 純文学の香り高い極上エンターテインメント。


こういった怪奇話は好きなのですが、これは微妙でした。

オチは好きなのに、それまでの話が退屈だったり、
全体的に好きだけど、一部分がグロテスクで嫌だったり。
全体的につまらない話も2,3ありました。


グロテスクなことをさらっと書いているので、
かえって生々しい想像をしてしまいます。
このせいで私はダメだったのですが、逆に言えばすごく上手ってことだと思います。
なので作品としては素晴らしいのではないかと思いますよ


ヴァンピールの会/革命/首の飛ぶ女/事故/獣の夢/幽霊屋敷/アポロンの首/発狂/オーグル国渡航記/鬼女の面/聖家族/生還/交換/瓶の中の恋人たち/月の都/カニバリスト夫妻/夕顔/無鬼論/カボチャ奇譚/イフリートの復讐
無理 2010/01/07

 

著者:奥田英郎

 合併でできた地方都市、ゆめので暮らす5人。
 相原友則─弱者を主張する身勝手な市民に嫌気がさしているケースワーカー。
 久保史恵─東京の大学に進学し、この町を出ようと心に決めている高校2年生。
 加藤裕也─暴走族上がりで詐欺まがいの商品を売りつけるセールスマン。
 堀部妙子─スーパーの保安員をしながら新興宗教にすがる、孤独な48歳。
 山本順一─もっと大きな仕事がしたいと、県議会に打って出る腹づもりの市議会議員。
 出口のないこの社会で、彼らに未来は開けるのか。 


心理描写とかすごく上手で、読み始めるとなかなか止まらない。
絶対良い展開にはならないとわかる描き方をしているので、
嫌だな~と憂鬱な気分になっても、止まらない
さすがの筆力です


でも、それだけというか・・・
なんのためにこの作品を書いたのかわかりません。

ただただ人が転落していく様を書いた作品です。
救いはありません。
登場人物をとことん突き放している。
何が書きたかったんだろうホントに

一度道を踏み外した人は立ち上がることはできないと言いたいのかな。
史恵なんかは被害者なのにこんな絶望に立たされて可哀想です。


途中で終わっちゃったって感じのラストも不満。


生活保護の実態については、これが本当ならショックです。
火車 2010/01/07

 

著者:宮部みゆき


 休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。
 自らの意思で失踪、しかも徹底的に足取りを消して―なぜ彰子はそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか?いったい彼女は何者なのか?
 謎を解く鍵は、カード会社の犠牲ともいうべき自己破産者の凄惨な人生に隠されていた。山本周五郎賞に輝いたミステリー史に残る傑作。


※ストーリー展開に触れるので未読の方は読まないことをおすすめします。

ようやく再読しました。
読んだのは5~6年前かな?
うろ覚えですが、これが私の宮部初作品だったような気がします。

5~6年経つというのに話の流れは覚えていて、
最後の一行が残した余韻は未だに残ったままなのです。

だからすごく大事な作品で、読むのがもったいないという気持ちがありました。
小学生の頃から読書は好きなほうだったけど、本格的に読書好きになったのはこの本のおかげと言ってもいいくらいです

もう読む前から、表紙に描かれている女性を見て、
これがあの女なんだな・・・(さすがに名前は忘れた)ってしみじみしちゃったほど。


そして読んでみたけどやっぱり良すぎる
以前より断然楽しみながら読みました。

喬子(彰子になりすましていた女)視点は一切なく、
本間が調べ上げた断片から浮き彫りにされた第三者の憶測のみで語られます。
だから色んな解釈をするのにも夢中になりました(笑

宮部さんは、喬子を可哀想な女に描いています。
本当は心根は優しいんだけど、殺人を犯してまで幸せに手に入れたかった。
喬子には幸せになる権利があるのに、喬子に非のない理由で届くことのない幸せ。
その理不尽さを払拭したくて、本当は申し訳ないと思うのだけど、
どうしても人並みに幸せになりたくて、禁忌を犯すしかなかった・・・
喬子はお金や権力を手にしようとしたわけではなく、平凡な幸せを欲していただけだと思います。
おまけに非はないのに悲惨な人生を強いられてきて・・・
どうしたって喬子に肩入れしていまいます。

前回読んだときはこの解釈のまま読み終えたのですが、今回は少し違います。


第一の候補が別にいます。
そちらの家族を殺すのに失敗して、彰子に乗り換えました。
そして第一の候補の家族が死んだらまた接触して来た・・・
ものっすごい凶悪で残酷


本当に被害者に悪いと思っていたのなら、絶対2回目はないはずです。
それ以前に、殺害に失敗した時点で怖くてもう考えられなくなると思います。
卒業アルバムや学校の墓のことなどで見せた優しさも、
単に死んだ彰子の怒りを少しでも和らげようと、死人の報復を恐れていただけなのかな、とも思うようになりました。

そもそも、結婚するはずだった男を一瞬で捨てて逃げたわけですから。
「平凡な生活」が手に入れば、そこに愛は必要なかったのかな。


喬子の人生が明らかになるのと比例して、当然彰子の人生も浮き彫りにされます。
彰子だって幸せになりたくて、それがちょっと間違えて、
かえって自分の首を絞めることになってしまって。
そんな不幸の中、必死に人生を立て直そうとしたところに殺されてしまって・・・
しかも彰子の場合、気にかけてくれる優しい幼馴染がいました。
尚のこと喬子のしたことの卑劣さが明瞭になっています。


かといって、喬子の不幸な人生にはやはり同情せずにはいられず、
単なる凶悪犯と思っているわけではありませんし、
未だに「喬子実は心根が優しい」説も残ってはいるのです。


唯一残念なのは、最後のページをめくったとき、
気が急いて真っ先に最後の一行に目が行ってしまったことです(笑
なので余韻が半分になったような気はしますが、
これしかないという素晴らしく効果的な終わり方だと思います。
怪盗ニック登場 2010/01/03

 

著者:エドワード・D.ホック

 男の名は、ニック・ヴェルヴェット。職業、盗賊。
 二万ドルの報酬で仕事を引き受ける盗みのプロフェッショナルだ。
 ただし、現金はもちろん、宝石、名画といった値の張るものはお断わり。
 価値のないものだけが対象となる。
 動物園の虎、看板の文字、大リーグのチーム、恐竜の尾骨など、次々と現われる難問に、暴力嫌いで、自らの頭脳と熟練の腕が切り札のニックが挑む!
 現代本格短篇の最高の紡ぎ手による奇想天外な十二篇。


どれも依頼された物をどうやって盗むのか、
価値のないものになぜ大金を払うのか、という構成です。
ニックがなぜ価値のないものしか盗まないのかは不明(笑

こういう話はとても好き
好きなんだけど、肝心の内容がイマイチ
最初の虎の話はおもしろかったんですが・・・他はおもしろいと思うものはなかった。

こういうのって、やっぱり動機などがしっくり来ないとつまらないと思うのです。
それが最初の話以外はピンと来なかったので。

でも趣旨は好きなので、他のシリーズも機会があれば読むつもりです。
2009年12月に読んだ本 2010/01/03




あけましておめでとうございます
今年もたくさん本を読んでたくさん更新していきますので
よろしくお願いいたします

しかし開設してだいぶ経つというのに未だブックレビューを書くコツがわかりません
まぁどうせ自己満のブログなのでいっか(笑






では12月のまとめです。


12月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:6296ページ

怪盗ニック登場 (ハヤカワ・ミステリ文庫)怪盗ニック登場 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

読了日:12月31日 著者:エドワード・D. ホック
荒野荒野

読了日:12月27日 著者:桜庭 一樹
堕天使拷問刑 (ハヤカワ・ミステリワールド) (ハヤカワ・ミステリワールド)堕天使拷問刑 (ハヤカワ・ミステリワールド) (ハヤカワ・ミステリワールド)

読了日:12月26日 著者:飛鳥部 勝則
小太郎の左腕
読了日:12月22日 著者:
和田 竜
スクランブル・マインド―時空の扉 (マインド・スパイラル)スクランブル・マインド―時空の扉 (マインド・スパイラル)

読了日:12月20日 著者:キャロル マタス,ペリー ノーデルマン
妖しき瑠璃色の魔術 (角川文庫)妖しき瑠璃色の魔術 (角川文庫)

読了日:12月19日 著者:吉村 達也
雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫 つ 1-2)雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫 つ 1-2)

読了日:12月18日 著者:恒川 光太郎
月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫)月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫)

読了日:12月17日 著者:有栖川 有栖
氷の家 (創元推理文庫)氷の家 (創元推理文庫)

読了日:12月15日 著者:ミネット ウォルターズ
秋の牢獄秋の牢獄

読了日:12月12日 著者:恒川 光太郎
風の万里 黎明の空〈下〉―十二国記 (講談社文庫)風の万里 黎明の空〈下〉―十二国記 (講談社文庫)

読了日:12月12日 著者:小野 不由美
風の万里 黎明の空〈上〉―十二国記 (講談社文庫)風の万里 黎明の空〈上〉―十二国記 (講談社文庫)

読了日:12月10日 著者:小野 不由美
東の海神 西の滄海―十二国記 (講談社文庫)東の海神 西の滄海―十二国記 (講談社文庫)

読了日:12月10日 著者:小野 不由美
風の海 迷宮の岸―十二国記 (講談社文庫)風の海 迷宮の岸―十二国記 (講談社文庫)

読了日:12月08日 著者:小野 不由美
「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)

読了日:12月05日 著者:J. K. ローリング

読書メーター













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