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きつねのはなし 2010/02/25



著者:森見登美彦


京の骨董店を舞台に現代の「百物語」の幕が開く。
細長く薄気味悪い座敷に棲む狐面の男。
闇と夜の狭間のような仄暗い空間で囁かれた奇妙な取引。
私が差し出したものは、そして失ったものは、あれは何だったのか。
さらに次々起こる怪異の結末は―。
端整な筆致で紡がれ、妖しくも美しい幻燈に彩られた奇譚集。






森見さんは過去に2作品読んでいて、どちらも合いませんでした。
これは↑のあらすじを読んで絶対好きなタイプの話だと思ったのですが、
これもダメでした。退屈でしょうがない・・・

すごく不思議なんですが、思ったとおり好きなジャンルなんです。
なのに、なんでおもしろくないのかわかりません


登場人物たちの感情が描かれていなかったり、
ラストが曖昧な作品が嫌いな人は多いと思うし私も結構そうなんですが、
私はこういう不思議・奇怪な物語においては嫌いではありません。
むしろ作品に余韻を残す効果的な手法だと思うこともあります。


なのでもう、ホントにこの作家の作品と相性が悪いんだな、
と思いました
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午前零時のサンドリヨン 2010/02/24

 

著者:相沢沙呼


ポチこと須川くんが、高校入学後に一目惚れしたクラスメイト。
不思議な雰囲気を持つ女の子・酉乃初は、実は凄腕のマジシャンだった。
放課後にレストラン・バー『サンドリヨン』でマジックを披露する彼女は、
須川くんたちが学校で巻き込まれた不思議な事件を、抜群のマジックテクニックを駆使して鮮やかに解決する。
それなのに、なぜか人間関係には臆病で、心を閉ざしがちな初。
はたして、須川くんの恋の行方は─。学園生活をセンシティブな筆致で描く、連作ミステリ。
全選考委員が「うまい」と評した第十九回鮎川哲也賞受賞作。






読み始めは、女の子のキャラにまたか・・・と思いました。
なんでこういう孤独でちょっと独特な女の子を書きたがる作家が多いんでしょうね。
そんで主人公が好きになる・・・。

こんなのはもう飽き飽きしているので、初に魅力は感じなかったのですが、
主人公はチャーミングで結構好き。

そして上手いです
デビュー作とは思えないです。


私は日常の謎というミステリはあまり好かないのですが、
これは苦手要素を感じませんでした。
なぜ苦手かというと、探偵?役が恐るべき勘のよさであっという間に
解決してしまうことが多いので、イラッとするのです。
これも結構あっと言う間に解決してしまいますが、
そこに至るまでに人間模様色々あって楽しいので、気になりません

連作短編で、どの話もまとめかたがクサいのが残念。
初のキャラからして、ありえないです。

ラストの話以外はさほど気になるほどではなかったのですが、
ラストの結末はちょっと辟易でした。


誰も本当の私を見てくれないのーっていう薄い内容は
素人臭いかなと思いました。
でも最後以外は結構良かったですよ~

今後が楽しみな作家さん
図南の翼(十二国記) 2010/02/22

 

著者:小野不由美


恭国は、先王が斃れてから27年。
王を失くした国の治安は乱れ、災厄は続き、
妖魔までが徘徊するほどに荒んでいた。
首都連檣に住む珠晶は、豪商の父をもち、不自由のない生活と充分な教育を受けて育った。しかし、その暮らしぶりとは裏腹に、日ごとに混迷の様相を呈していく国を憂う少女は、王を選ぶ麒麟に天意を諮るため、ついに蓬山をめざす。
珠晶、12歳の決断。「恭国を統べるのは、あたししかいない」。






陽子が出ていないのであまり期待しておらず、
実際最初は生意気で可愛くない珠晶が好きになれず、
やっぱりなぁ~と残念な気持ちで読んでいました。

でも、さすが十二国記・・・やっぱおもしろいです


他人を見殺しにすることについての是非。
珠晶はそれを卑怯だと罵倒するのです。
もうイライラしながら読んでましたよ
わかってないなぁ~とか思いながら(笑

けど、わかってないのは私だった・・・
助かるために、他人を見捨てなきゃいけないことがある・・・
このことがとても丁寧に説明されていて(もちろん珠晶が体験して気づくといった感じで自然に)
目から鱗でした。


そして珠晶はちゃんと経験したことを吸収し、反省もでき、
素直な気持ちを伝えることのできる子だということがわかって、
徐々に好きになりました

自分がなんとかしなくちゃと思っているだけなら、
ただの傲慢もしくは自意識過剰だと思います。
でも、珠晶のように柔軟な心を持って対応できる人ならば、
国を治めるのに必要なリーダーになれるんだろうなぁ・・・。


最後のほうで更夜が出てくるサプライズにびっくりしました


すごくおもしろかったけど、麒麟が珠晶を迎えに行かなかったのはなんで
最後の最後で気になってしまった・・・
陽子や尚隆なんか、虚海を越えて迎えに来たのに、
同じ国にいてなぜ来なかったのでしょうね。
泰麒みたいに、よくわかんないんだよーって感じでもないし。
いや、考えちゃいけないのはわかってるんですが(笑
少女の器 2010/02/21

少女の器 (角川文庫)

著者:灰谷健次郎


親が離婚し、母親と二人暮らしの少女・絣。
未だに恋愛関係のもめごとが絶えない母親に対して、
絣は時に大人顔負けの鋭い批評を口にする。
しかし、その言葉の裏には、人一倍傷つきやすい心が隠されているのだった…。
そんな絣のことを優しく見守る父、自らのひたむきな生き方で絣を導いてくれるボーイフレンド。様々な人たちに囲まれて成長する絣の姿をしなやかに描き、現代の家族のありかたを探る、魅力あふれる長編作品。






私はやっぱり少女モノが好きらしいな・・・。
やたらと素敵で眩暈がするくらいでした。
何がいいのかは、どう説明したらわからないのでしませんが

私にとって、この家族はとても非現実なものなので、
共感も一切できませんが、好きです。


ですが、後半変な女の子と病んだ女の子の登場により、
作品の世界観が大きく崩れてしまいました

ラストが後半に登場したよくわからん女の子で終わるというのも不満。


再読はするかもしれないけど、とても残念な作品でした。


あと、どうでもいいけどこの表紙の少女がすっごく、
辻希美+後藤真希って感じなのです。
この小さい画像では似てるように見えないけど、
実物見るとかなり似てると思うのですが・・・笑
人のセックスを笑うな 2010/02/21

 

著者:山崎ナオコーラ


19歳のオレと39歳のユリ。恋とも愛ともつかぬいとしさが、オレを駆り立てた…
美術専門学校の講師・ユリと過ごした日々を、みずみずしく描く、せつなさ100%の恋愛小説。
「思わず嫉妬したくなる程の才能」など、選考委員に絶賛された第41回文藝賞受賞作/芥川賞候補作。
短篇「虫歯と優しさ」を併録。






不倫の話ですが、夫が登場してもドロドロしてなくていいです。
でもビックリなのが、ユリが美意識0のおばさんだということ
永作博美のイメージ0ですね・・・
夫が穏やかなままだったのは、こんな妻を若い男が相手にするわけないと
思ったのではないかなとも思いますが。


紹介文では嫉妬したくなるほどの才能なんて評価されてますけど、
ナオコーラさんの感性で書いた物ではなく、
今まで本を読んできた中からマネして雰囲気を作っていったような印象がありました。
別にそれが悪いって言うんじゃないんですが、多少違和感が。

ですがユリのどこが好きとか、そういったことは無視されており、
「なんとなく」の恋愛小説なので、恋愛小説アレルギーの私でも
嫌な気持ちになることなく読めました
好きなわけでもないですが。

でも恋愛小説好きな方にはまったくおもしろくないのではないでしょうか・・・。
全てが「なんとなく」ですし、誰にも興味をもてないので感情移入もできません。

短いので、待ち時間など手持ち無沙汰なときに読むのにもおすすめです


もう一篇はさっぱりでした。
主人公が男の意味がまったくありません。
ゲイにしたらおしゃれだと思ったのかな?と思ってしまうような、
くだらない話でした。
凍える牙(ドラマ) 2010/02/20




先日放映されたドラマです。
録画したのですがなかなか観れず、遅くなってしまいました

大好きな女優・木村吉乃が貴子役ということで、
めちゃ嬉しかった~


・・・でも、内容はちょっとね・・・


映像もだけど、音楽ひどすぎない????
小学生のリコーダーくらいのお粗末さで、
本気で選んだのか疑わしいんですけど・・・。
現代のドラマに入れる音楽じゃないと思う。
30年位前のなら許せるけど。


疾風のよさもまったく引き出せておらず、
原作の醍醐味ともいえる、貴子が何か絆のようなものを感じながら
バイクで疾風を追いかけるシーンもしょぼかった。
あの絶妙な心理描写の映像化は確かに難しいかもしれないけど、
いくらなんでも・・・と思いました。

音道が離婚していること、家族のゴタゴタなど、
あの内容では意味のあるものとは思えなかったので、
それらを省いて、もっと心を見せる努力をしてほしかったですね。


ストーリーは原作に忠実だったと思います。
埋もれ火 2010/02/20

 

著者:北原亜以子


維新後も龍馬の妻として生きたお龍。
三味線を抱いて高杉晋作の墓守を続けるうの―。
幕末動乱の時代に、駆け抜けるように死んでいった志士を愛してしまった女たち。
新しい時代にとけ込めず、世間から逃げるように生活する女たちの胸の中に生き続ける男の姿。
その想い出が鮮烈であるがゆえに悶え苦しむ女たちの悲しい物語。






久々に中断した本。
とにかく退屈でした。

短編集なのですが、どれも似たか寄ったかで飽きます。
女性が軽視されている時代の悲恋物語なのですが、
見下されているにもかかわらず、男を愛しいと思う気持ちが理解できず、
女達にイライラする
そういう時代だったのはわかるけどさぁ・・・。


それに、これを言っちゃおしまいなんだけど、実在の人物の
嫉妬やら後悔を書くのはなんだか失礼な気がする。。
そんな内容でした。


いやいやながらに読んだ4篇目は男視点だったけど、
大体の趣旨はやはり変わらず。


2篇目でやめておけば、ここまで低い評価にはならなかったかもしれません。
最後まで読んだらもっと低かったかもしれないけど。
きよしこ 2010/02/17

 

著者:重松清


少年は、ひとりぼっちだった。名前はきよし。どこにでもいる少年。転校生。
言いたいことがいつも言えずに、悔しかった。
思ったことを何でも話せる友だちが欲しかった。
そんな友だちは夢の中の世界にしかいないことを知っていたけど。
ある年の聖夜に出会ったふしぎな「きよしこ」は少年に言った。伝わるよ、きっと―。
大切なことを言えなかったすべての人に捧げたい珠玉の少年小説。







吃音に苦しむ少年の話ですが、出会いと別れを描いた作品です。
とにかく優しい話だったなぁ。
だけど、力強さもあります。

エッセイに近い話みたいですね。
重松さんが吃音だとは知りませんでした。


父親の都合で何度も引越しをするきよしには、
たくさんの出会いと別れがあります。
そのどれもが温かくて、最後にはほろり。
なんか、別れかたがいいんですよね
特に別れの挨拶をするでもなく。。
きよしともう会えないと悟ったときの相手はどんな気持ちだったのでしょう。
あ、そう考えるときよし、ひどい別れかたしてる(笑


吃音で色んな出会いと別れがあって・・・
でも、1番のテーマは自分の気持ちを伝えるってことですね。

吃音でなくても、自分の気持ちを言葉にするのは、それだけで難しいことだと思います。
そして伝えることも。

だけどきよしは、吃音のせいで、苦手な言葉を避けるので、
些細なことも言えません。
周りが察してくれようとすることもあるけれど、間違ってるんですよね。
紅茶を飲みたいのに、コーヒーだと勘違いされて頼んでくれて、
仕方なく飲む、みたいな・・・。

それが最後の章、進路を決めたきよしが、
夢のために親や恋人に、どもりながらも一生懸命想いを伝える場面には、
思わず涙しちゃいました
小さなことは勘違いされてもいいけど、大事なことは絶対に伝えなきゃいけない、伝わるっていう、きよしがカッコ良かったです


ちょっと気になったのですが、きよしの夢って教師なんですね。
重松さんの前の職業は編集者かなんかだったと思うのですが、
本当は教師になるつもりだったのかな?

青い鳥では吃音の教師が主人公なので、
それでこの作品が生まれたのかな?と思ったりしました。


◆きよしこ
◆乗り換え案内
◆どんぐりのココロ
◆北風ぴゅう太
◆ゲルマ
◆交差点
◆東京
吟遊詩人ビードルの物語 2010/02/14

 

著者:J.K.ローリング


『吟遊詩人ビードルの物語』は、ハリー・ポッターシリーズ最終巻『ハリー・ポッターと死の秘宝』で、ダンブルドア教授がハーマイオニーに遺贈した本として登場する、魔法界のお伽噺です。

5編の物語のほか、ダンブルドア教授の魔法史に関する所見や感想などを記したメモや、J.K.ローリングによる新たな紹介文などが加わっています。
物語もさることながら、著者による多数のイラストも見所で、
ハリー・ポッターファンはもちろん、シリーズを未読の方にも楽しんでいただけます。






ハーマイオニーが訳したという設定なんですね
ちょっとしたことだけど、こういう設定は心がうきうきします(笑

普通の童話が5編と、そのそれぞれにダンブルドアの解説つきなのですが、
これはちょっと微妙な気がします・・・

解説があまりダンブルドアらしい気がしなかったのと、
童話が普通に好きなので、余計な気がしました。


図書館で借りたものですが、買っていたらショックを受けたであろう内容
余白がめっちゃ多いです。字もでかい。

著者への版権料は全額寄付になるようなので、
本を読むついでに寄付がしたいとか、
それかよほどのハリポタフリークの方向けかと思います。


でも最後の兄弟の話は、本編でも結構大きく取り上げられた作品なので、
読めてちょっと嬉しかったです


◆魔法使いとポンポン飛ぶポット
◆豊かな幸運の泉
◆毛だらけ心臓の魔法戦士
◆バビティ兎ちゃんとぺちゃくちゃ切り株
◆三人兄弟の物語
鬼平犯科帳 2 2010/02/13

 

著者:池波正太郎

四季おりおりの江戸の風物を背景に、喜びや悲しみを秘めた
江戸の人間が生きている。
そこに生まれる事件のサスペンスが、こころよい人情と溶けあう独自の境地。
ご存じ鬼平シリーズの第二巻は、「蛇の眼」「谷中・いろは茶屋」「女掏摸お富」
「妖盗葵小僧」「密偵」「お雪の乳房」「埋蔵金千両」の七篇を収めている。






前作より面白かったです
1巻同様、犯罪者視点は多いですが、より鬼平の活躍が目立ち、
ちゃんと主人公という感じがしました


ちゃんと人を見極めて犯罪者を見逃すなど、人情味溢れるお話ばかり。
1巻でも同じですが、現代小説ではあまりない展開になるのが楽しい

たとえば、現代の刑事小説では、どんな理由があろうと
犯罪者を見逃すわけにはいかないもんね。
鬼平はそれをあっさりやってのけるのです(笑


シビアなところはシビアで、「この人たちは助かるだろう」なんて思っていたら、
鬼平らの助けは入らず、犯罪者の手にかかってしまったりする。
ヒーロー的なようで、ヒーローじゃないのが好き
そういうときの鬼平は、気の良いわりにうじうじすることなく、
失敗を糧に捜査に力を入れます。

現代小説なら、「それでも人間か」と突っ込んでしまいそうなくらい、
気持ちを切り替えがあっさりしているような気もしますが、
この作品だと、鬼平の優しさを引き立てるから不思議です。

もちろん優しいだけではなく、厳しさの中にも情があったりと、
時代物のよさがたっぷり味わえました。
続・氷点 2010/02/11

続 氷点 (上) (角川文庫 (5072)) 続氷点 (下) (角川文庫) +

著者:三浦綾子

【あなたは殺人犯の娘なのよ】という母の声を遠くに聞きながら
睡眠薬を飲んだ陽子…。
愛憎交錯するなかで、悩み、成長してゆく陽子の姿を通して、
罪のゆるしとは何かを世に問う感動の巨編!






始まって早々、佐石の娘ではなかったことを知らされる陽子。
最初信じなかったのに、不義の子であると言われるとあっさり信じる。
なんで不幸だと信じる?
そして啓造たちはなんで知らせるの?

こんなわけで、しょっぱなから「なんだかなぁ」的な気分でした(笑


陽子の実の母親とその家族が登場するのですが、
これがまた嫌なやつで気持ち悪い・・・達哉異常すぎ
なんでこんなやつを受け入れようとするんだろう、陽子。
辻口家も、もっと断絶してしまえばいいのに・・・。


それに、なんかみんなして家族内で惚れたりして嫌だ・・・。
最近まで徹を実の兄だと思っていた陽子まで、徹との結婚考えてるし
個人的には啓造が一番卑怯で気持ち悪いです。

夏江まで陽子と徹を結婚させようとしているのが理解できません。
戸籍上、陽子は実子なのにどうするんだ
しかも夏江は、陽子を自殺に追い込んだ張本人の癖に、
陽子が落ち込んでいるのを見て、あてつけだと感じるのです

気持ち悪いなぁと思いながら読んでいたけど、
結局「読みたくない」とは思わず最後まで読んじゃったし、なぜか嫌いではないです(笑
古い作品が苦手な私でもスラスラ読めたのはすごいです
決して好きでもないですが。達哉の異常ぶりをはじめ、やりすぎな展開が多すぎます。

だけど、いいところはいいというか。
祖父が陽子に送った言葉。
一生を終えて後に残るのは、集めたものではなくて、与えたものである

それから聖書の言葉。
あなたたちの中で罪のない者が、この女に石を投げよ
有名なので知っている人多いと思いますが、姦通した女(=法では死罪)を
どうするかと問われたときのキリストの言葉。

言葉だけでなく、この前後が良かったからか、心に響きました。

最後のほうは色々なことを考えて、なかなか進まなかったので、
よく考えるとやっぱり深い作品なのでしょうかね・・・。


ちなみにこの作品のテーマに関しては、辰子が言った、
「人間がゆるすなんてできるのか」の一言に尽きると思う。
正直、このセリフが出てきたときは、それを言っちゃあお終いよと思いましたが(笑

達哉がちゃんと逮捕されたのか、そこはちゃんと書いて欲しかったです。
本当に嫌いなので(笑
村井の性格の悪さは、まだ引き立て役と思えるのですが、
こいつは不快以外の何者でもありません。
達哉がいなければ、私も世間で評価されるようないい作品に思えたのではないかと思うと、尚更憎くなります(笑
ゆれる 2010/02/07

 


東京で写真家として成功した猛は母の一周忌で久しぶりに帰郷し、
実家に残り父親と暮らしている兄の稔、幼なじみの智恵子との3人で近くの渓谷に足をのばすことにする。
懐かしい場所にはしゃぐ稔。
稔のいない所で、猛と一緒に東京へ行くと言い出す智恵子。
だが渓谷にかかった吊り橋から流れの激しい渓流へ、智恵子が落下してしまう。
その時そばにいたのは、稔ひとりだった。事故だったのか、事件なのか。
裁判が始められるが、次第にこれまでとは違う一面を見せるようになる兄を目の前にして猛の心はゆれていく。
やがて猛が選択した行為は、誰もが思いもよらないことだった――。



これは香川照之を観るための作品と言っても過言ではないと思います
どのキャストもハマリ役でいいんだけど、香川さんが本当に素晴らしい

けど、映画の内容はそんなに好きではないかなぁ
映像とか雰囲気とかは結構好きなんだけど、モヤモヤしたまま終わった。


事故なのか故意なのか、肝心な部分は映されずに最後のほうまで来て、
そしてやっと核心的なシーンが流れて・・・
と思ったらまた最後、同じシーンのはずなのに、さっきとは違う映像が流れて・・・?

はあぁぁ

実際になかったシーンを、真実あったもののように映像を流すのは、
私的には絶対「なし」なのです。
これがなければ、別に曖昧なままでも許せたかもしれない。


だって、ずっと兄を庇っていた弟があんなことしたのって、
正直に罪を認めない兄が悲しかったからだと思ったんですよ。
もしそうでないのなら、なぜあんな嘘を吐いたのか、
あんな映像が流れたのかが理解できなくなる

これが兄と弟が逆ならば、自分から奪ってばかりの弟を憎み、
嫉妬して嘘の証言をしてしまった・・・という理由があります。

弟が兄を恨む理由、何かありましたっけ?
映画を観る限り、本当はなかった殺害シーンは、
弟の思い込みという設定のようなのですが、そう思い込んだのはなぜ??

兄と智恵子の会話は、弟には聞こえるはずがありません。
聞いていないはずの会話を聞いたように錯覚するほどの、何かが兄弟にあったのか?
それがなんなのか全くわからないので、理解不能です

↑の作品紹介文のように、兄の話が急変したことが理由なんでしょうか。
それだけ~?



意味がわからん・・・。


最終的に、良かったのは香川さんの演技のみでした。
以前から好きな役者さんではありましたが、
これで一気に大ファンになりました

最後の微笑みも素晴らしかったです。
許さないぞ、っていう不気味な笑みにも見えるし、
弟が来てくれてホッとしたようにも見える。

このラストがいいのかもしれないけど、私としてはこの先を知りたい。
私はどう考えたって、前者の笑みだと思うのです。
だけど流れからしたら後者でもありそうな感じ。


あーモヤモヤするぅ
神去なあなあ日常 2010/02/07

 

著者:三浦しをん


美人の産地・神去村でチェーンソー片手に山仕事。
先輩の鉄拳、ダニやヒルの襲来。
しかも村には秘密があって…!?林業っておもしれ~!
高校卒業と同時に平野勇気が放り込まれたのは三重県の山奥にある神去村。
林業に従事し、自然を相手に生きてきた人々に出会う。






はっきり言って、だからなんだという話と言えなくもないのですが、
神去の魅力満載な本で、読んでいて楽しいです

自分が林業の仕事をしたり、川のプールで遊んだりするのを
想像しながら読んでました
田舎育ちの私でも絶対住みたくない不便なところなんだけど、
こうやって想像していると、こういうところで育つのっていいなぁ~って思います。


しをんさんの作品は2作目なのですが、
仏果を得ずでは興味ないはずの義太夫を見たくなったし、
興味のない人にも魅力的に魅せる力がすごくあるんだなぁ~って思いました
実際に義太夫を見ても私は楽しめないと思うし、
林業もド田舎もすぐ嫌になるとは思うんですけどね(笑


でも個人的に、「主人公の手記」という形式の作品が
満点になることはないと思っています。
(今までにあったかどうか知らないけど笑)

頭の悪そうな主人公がこんなに上手に書けるわけないし、
会話文がきっちり書かれているのも気になるし、
過去のことなのに進行形になっていたりすると、
日記になってないじゃんと思ったりするんです
つまり天邪鬼ってことです
のぼうの城 2010/02/04

 

著者:和田竜


時は乱世。天下統一を目指す秀吉の軍勢が唯一、落とせない城があった。
武州・忍城。周囲を湖で囲まれ、「浮城」と呼ばれていた。
城主・成田長親は、領民から「のぼう様」と呼ばれ、泰然としている男。智も仁も勇もないが、
しかし、誰も及ばぬ「人気」があった―。





前半はつまらなかったので、この作家は合わないのかな~と思いましたが、
後半、急におもしろさが加速します

それだけに前半が残念です。
でくのぼうっぷりに笑えたんですが、それだけでした。
でも、ちょうどオリンピック女子フィギュアスケートと読んでいる時期がかぶったので、
もしかしたら集中できなかったというのもあるかもしれませんが・・・。


時代小説というより、あくまでのぼうの人柄を魅せた小説という気がします。
江戸の人情話とは雰囲気はまったく違いますが、
人情話といってもいいのではないでしょうかね
のぼう以外のキャラクターも魅力的です。


前半が残念だったので、その内再読したいと思います。
(贔屓目で多少おもしろく感じるかもしれないのでw)
うそうそ 2010/02/03



著者:畠中恵


若だんな、生まれて初めて旅に出る!
相変わらずひ弱で、怪我まで負った若だんなを、両親は箱根へ湯治にやることに。
ところが道中、頼りの手代たちとはぐれた上に、
宿では侍たちにさらわれて、山では天狗に襲撃される災難続き。
しかも箱根の山神の怒りが原因らしい奇妙な地震も頻発し―。
若だんなは無事に帰れるの?
妖たちも大活躍の「しゃばけ」シリーズ第5弾は、待望の長編です。



旅に出れることになった若だんなの嬉しい気持ちが文面から溢れている
なんてすごいのだろうと感激して、しょっぱなからテンション上がりました

けれど、やっぱり短編のほうがこのシリーズの魅力は引き出ると思います。
なんかテンポがあまり良くないというか、
短く済ませられる部分を長く書いているような感じが・・・。

佐助たちが再登場するのも遅すぎるし。
長崎屋の妖が出てこない分(鳴家は出てくるけど)魅力半減かなぁ


お比女も、1000年も生きている割りに、
容姿(子供)と中身に差がなくて、ちょっとこれはないんじゃないのと思いました。

いえ、おもしろいんですよ。最初は気にしてなかったし。
でも長編でテンポが悪いから、気になってくるんです・・・。
早く解決しちゃえよって気持ちになるんです・・・。

前半はすごく楽しく読んでたんだけど、若干だれてしまいました。


ラストの朝顔の話は普通におもしろくなかったですし。
一太郎が少しは健康になって帰れることも期待していたので、
そこも好きじゃない展開に。

2010年1月に読んだ本 2010/02/01

1月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:3759ページ

ダブル・ジョーカーダブル・ジョーカー

読了日:01月30日 著者:柳 広司
鬼平犯科帳〈1〉 (文春文庫)鬼平犯科帳〈1〉 (文春文庫)

読了日:01月28日 著者:池波 正太郎
神の守り人<帰還編> (偕成社ワンダーランド)神の守り人<帰還編> (偕成社ワンダーランド)

読了日:01月24日 著者:上橋 菜穂子
神の守り人<来訪編> (偕成社ワンダーランド)神の守り人<来訪編> (偕成社ワンダーランド)

読了日:01月22日 著者:上橋 菜穂子
オペラ座の怪人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)オペラ座の怪人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

読了日:01月20日 著者:ガストン・ルルー,Gaston Leroux,日影 丈吉
プリンセス・トヨトミプリンセス・トヨトミ

読了日:01月13日 著者:万城目 学
おまけのこおまけのこ

読了日:01月10日 著者:畠中 恵
大人のための怪奇掌篇 [宝島社文庫] (宝島社文庫)大人のための怪奇掌篇 [宝島社文庫] (宝島社文庫)

読了日:01月09日 著者:倉橋由美子
無理無理

読了日:01月07日 著者:奥田 英朗
火車 (新潮文庫)火車 (新潮文庫)

読了日:01月04日 著者:宮部 みゆき

読書メーター



わぁ~多分ブログ始めてからは最低記録ではないでしょうか。。
読書メーターにつけ始めてからは間違いないです。

全然といっていいほど読まなかった日が多いです。
もしかしたら一桁かもと思っていたのですが、ギリギリ二桁。

今月はもうちょっと読書に時間を費やしたいです。













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