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悼む人 2010/03/31

 ★+

著者:天童荒太


週刊誌記者・蒔野が北海道で出会った坂築静人(さかつき・しずと)は、
新聞の死亡記事を見て、亡くなった人を亡くなった場所で
「悼む」ために、全国を放浪している男だった。
人を信じることが出来ない蒔野は、静人の化けの皮を
剥(は)ごうと、彼の身辺を調べ始める。
やがて静人は、夫殺しの罪を償い出所したばかりの
奈義倖世と出会い、2人は行動を共にする。
その頃、静人の母・巡子は末期癌を患い、静人の妹・美汐は別れた恋人の子供を身籠っていた。
静人を中心に、善と悪、愛と憎しみ、生と死が渦巻く人間たちのドラマが繰り広げられる。



最初は、どんな人にも生きる理由があるってことなんだなぁと
しみじみ思っていたのですが、読めば読むほど不快でした。

死者を悼むために旅をしているってのも気持ち悪いし、
しかも悼みを自殺する代わりと言ってしまった・・・
悼まれる人がかわいそう

そして、静人はすごく矛盾しています。
他人の死ばかりで、自分の家族を顧みない。
最後には帰るんだろうなーと思っていたのに、
「自分の母親は病気とは無縁」的な発言にはびっくりしました。

色んな死と向き合ってきたはずなのに、何も学んでいないんです。
ちょっと不自然な発言だったので、単に逃げているだけかも。

静人の身勝手な行為が、素晴らしいことであるという位置づけに
してあるのが不快です。


奈義が語るものは最初から不快でしたけど、
気味の悪い人にばかり囲まれて憐れになってきたほど。
でも同情する気持ちはないです。
この人の話も「行き過ぎ」な感じ。


蒔野も、あっさりと静人に感化されて別人に。
せめてもっと時間かけようよ、って感じです。
これじゃエグノと呼ばれていたの嘘じゃない?と思います


静人の家族側の話のみ結構良かったです。
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風と共に去りぬ 2010/03/28

 ★★+


言わずと知れた名作映画。
小説を読むか迷っていましたが、私の好みには合いそうになく、
最後まで読めないと思ったので、映画にしました。


あまり好きではない話でした。
スカーレットやバトラーの性格が掴めない。
スカーレットはイトコの夫を奪おうとしたり、妹から恋人を奪ったり、
自分が良ければいいというワガママな性格に見えるけど、
親を敬い、約束は守り、損得を顧みず友(というかイトコ)を助けることもする。
タラを愛し、友人たちの世話もしつつ復興に尽力する。
だから、スカーレットは憎めない性格ではあるんですが。

あと、お金のために結婚すると相手に言っちゃったり(笑
正直すぎてなんか可愛く思えてきちゃいます。
これは女優がハマり役ってのが大きいでしょうね

眉を吊り上げる表情とか、高慢で自信家で、
でも可愛いスカーレットにすごくハマッていると思います。


けど、ずっとアシュレーを思い続けていると思いきや、
アシュレーが本気でメラニーを愛していると知ると、
自分も好きではなかったと翻したり・・・。
それまで、ワガママだけど芯は強くて真っ直ぐだと思っていただけに、
ちょっと残念でした。

ラストも、前向きではあるけど色んなことが唐突で

このラストで、スカーレットより掴めないと思ったのがバトラーです。
最初からよくわからない人だったけど、ラストで本当にわからなくなりました。
あの人なんなんだろう。
理解できません。


あまり好きではないけど、この映画は1939年に既に公開されています。
この時代でこれだけの技術があったのにびっくりしました。
古い映画だというのは知っていたので、もっとしょぼい物を想像していたのに
リビング 2010/03/27

 ★★★★

著者:重松清


ぼくたち夫婦は引っ越し運が悪い。今回の新居は完璧、
だったはずなのに…ディンクスの夫婦は互いにぶつかりながら、
隣家とまじわりながら、共に生きることを確かめあっていく。
四季折々に紡がれた連作短篇『となりの花園』を縦糸に、
いとおしい毎日のくらしを横糸に、カラフルに織りあげた12の物語集。



「となりの花園」は連作短編ですが、その間にいくつかの短編が収録されてます。

言ってしまえば、なんてことない話です。
日常の不満とか、モヤモヤしたもの。

でも、登場人物たちの感情がすごくリアルに感じられます。
行間を読むって感じ?
文字にない本心が伝わってきます。
細やかな心の動きを書くのがうますぎて脱帽


生活に不満はあれど、基本的に平和な方たち。
悪意とかはなく、本当に「モヤモヤ」を描いたような感じです。

話としてはそんなに好きなわけではありませんが、
こうも心理描写が上手だと、それだけで読むのが楽しくなりますね。
瞽女の啼く家 2010/03/23

 ★★+

著者:岩井志麻子


明治の岡山、瞽女屋敷の女達。光を失った分だけ、何らかの力が与えられていた。
庄屋の娘すわ子様を頭に、三味線を弾き歌をうたい按摩をし、生活している。
物の怪を感じる力のあるお芳は、生まれつきの盲目だったという。
だが、お芳には、見えていた思い出があり…。
やがて、すわ子様が寝込み「牛女」とうわ言を繰り返すようになった時―。
土着の怨念と恐るべき因果がめぐる長編ホラー。



ぼっけえ、きょうてえの感想で、もう岩井さんは読まないと書いていてびっくり(笑
すごく上手い作家さんだから、また読みたいと思って借りてきたのに。

ホラーは嫌いなのですが、最近は時代物のホラーなら大丈夫だと
思い始めていたので、なぜか以前読んだ岩井さんも大丈夫だと
思い込んだのかもしれませんね(笑


話が好きかどうかは別として、雰囲気にすごく惹かれます。
やっぱりあまり読みやすくはないんだけど、
それがいいとさえ思いました。
最初の数行で虜になりましたもん

恐怖というより、気味が悪く、気持ち悪いと思いました。
普段の私なら、途中でやめてもおかしくないような・・・
でも最後まで読んだのは、やはり雰囲気に呑まれたせいだと思います。

正直ストーリーは嫌いです。
全体というよりは、最後のほうだけですが。


雰囲気が好きだし上手だと思うので、別の作品をまた読むと思います。
これは2度と読みたくないです(笑
ホラー以外を書いて欲しいなぁ。
ダレン・シャン 精霊の湖 2010/03/23

 ★★

著者:ダレン・シャン


大切な人を失ったダレンは、ハーキャットと二人、シンク・ド・フリークへ。
みんなのやさしさにいやされかけたとき、サーカスを訪ねてきた者は―。
ハーキャットの正体にせまる、シリーズ第10作目。



意外と言っちゃ失礼ですが、意外とおもしろかったです。
ハーキャットが好きなので、ハーキャットが主役と言っていい
今作は楽しめました。

ダレンも、恋愛や友情などを抜きにすれば嫌いじゃないな、と。
それに下手な心理描写とかがないのもいいです。
ダレンが馬鹿に見える信頼とか、そういうのもないし。
ハーキャットを大切に想っているというのはあったのですが、
そこはやっぱり嘘くさく思いました。作者か翻訳者の書き方が悪いのですが。

8,9巻がなければもっと楽しめたのかも


それに、よく考えると2人は大した苦労してないですよね。
予言者が、大変だからと助けに来てくれちゃったり、
何事もあっさり解決しちゃいます。


そして最後の最後でまた腹が立つことが起きてしまいました。

ハーキャットの正体を、こんなオチにした意味はあるのでしょうか。
なんていうか、時間を操ってもいいというファンタジー特有のルールを
使いたいがために、無理やり取り入れた感があります


そしてこれについてダレンは、
常識ではあり得ないが、疑問に思わなければ筋は通る」としている。
ダレン、あんたどんだけ馬鹿なのさ。
そんなんで自分を納得させることができるなんて、すごいな。
ダレン・シャン 夜明けの覇者 2010/03/21

 ★+

著者:ダレン・シャン


バンパニーズ大王をたおせなければ、バンパイア一族は全滅してしまう―。
大王をたおすハンターとなったダレンは、敵にデビーをうばわれ、苦戦を強いられる。
謎につつまれたバンパニーズ大王との、つぎの出会いは。



だんだん稚拙な展開になっていくような気がしました。
デビーもいつの間にかダレンのこと愛しちゃってるし(笑
心理描写が子供っぽいので、ラブはきつい・・・。

いらん空想シーンもありますね。
イライラした


この巻でついにクレプスリーが死にます。
クレプスリーは一番好きなキャラだったんですが、
↑のいらん空想シーンのせいで悲しくありませんでした。

作者はきっと読者を盛り上げたかったのでしょうけど、
私に限っては大失敗です。最悪です。


バンパニーズ大王の正体が明かされますが・・・これまた・・・。
ないわぁ~・・・


ハーキャットが気になるのでまだ読むけど、
シリーズ読破が危うくなってきました。
あとちょっとなので、読みたいけど・・・。
ジェニィ 2010/03/21

 ★★+

著者:ポール・ギャリコ


突然真っ白な猫になってしまったピーター少年は、大好きなばあやに、
冷たい雨のそぼ降るロンドンの町へ放り出された。
無情な人間たちに追われ、意地悪なボス猫にいじめられ――
でも、やさしい雌猫ジェニィとめぐり会って、二匹の猫は恋と冒険の旅に出発した。
猫好きな著者ギャリコが、一匹の雌猫に永遠の女性の姿を託して、
猫好きな読者たちに贈る、すてきな大人の童話。



長いです。
1つのシーンがすごく長くて辛かったので、斜め読みしてました
毛繕いのシーンとかちょっとでいいのにな~と思います。
やっぱり猫好きの方向けかも。

きっと猫を飼っている方なら、作者がどれほど猫が好きで
よく見ているのかわかるので、楽しめるんだと思いますが、
猫を飼ったことのない私にはよくわからないし、おもしろくもなかったです。

そして斜め読みで十分内容を理解できます。


紹介文からすると、ジェニィは人間の女性ってことらしい。
途中まで、どうしてこういう解釈になるんだろうと思ってたけど、
最後のほうでようやくわかりました。

浮気をしても、咎めず許してくれる理想の女性ってことね(笑
著者は男性だし。
もちろん、ちょっと勝気で頼りになり、尚且つ自分より他人(男性)を
優先してくれるところも魅力的なんでしょうけど。

ラストも疑問が残ります。
ピーターについては、予想通りのオチでしたが・・・
ジェニィを見捨てたことになりませんか?

もしかして、不要になったらすぐ捨てられるのも理想?


あと、訳がおかしかったです。
「あなたは心臓ね」・・・意味がわかりません。
心臓が強い、の誤訳かな。
他にも言葉になっていないような意味不明の文章がいくつか見られ、
文章も大人が書いたとは思えない読みにくい箇所が多かったです。


ちなみに読後の感想は2つ星でした。
今日歩いていたときに2匹猫を見かけ、この本を思い出したら
今どんな気持ちでいるのだろう・・・と想像したりして、
楽しかったので+を増やしました
その内の一匹は人にすごく懐いているようで、なでなで出来ました

ヘヴン 2010/03/19

 ★★

著者:川上未映子


「僕とコジマの友情は永遠に続くはずだった。
もし彼らが僕たちを放っておいてくれたなら─」驚愕と衝撃、圧倒的感動。
涙がとめどなく流れる─。善悪の根源を問う、著者初の長篇小説。



以前から気になっていた作家さん。

凝った表現などはなく(主人公が中学生男子で、一人称形式だし)
なんの変哲もないような文章なのに、なぜか引き込まれます。
イジメが題材で、決しておもしろい内容ではないのに。


されるがままの主人公には怒りに近いもどかしさを感じますが・・・
仕方ないのかなぁ。

でも、どうしてもコジマが言うことには頷けません。
コジマの言うことは、イジメられている自分を肯定するものでしかない気がする。
イジメに対しどうすることもできない自分への言い訳にしか聞こえない。
本音を言っているとは思えません。

まぁ、ラストら辺を考えると、コジマは決して強くないってことだし、
この解釈でいいのかもわかりませんが・・・。

主人公にまで自分の考えを押し付けるコジマは
それだけ孤独だったのだろうし、可哀想だとは思うけど、
好きにはなれません。


最後のほうは、なんかもうどうでも良くなって、
あと少しなのに読むのが面倒になっちゃった。


感性で書いているようで、実は計算されているという印象。
でもわざとらしさはなくて、雰囲気は気に入りました。
この作品は好きではないけど、また別の作品読んでみたいです。
鏡の中の卑弥呼 2010/03/17

 ★★

著者:西田耕二


21世紀になった今、なぜ卑弥呼が蘇ったのだろうか―。
一つの偶然が次々と事件をひき起こし、人々を巻き込んでいく。
山梨を舞台に繰り広げられる、人間の欲のぶつかり合いは、
現代社会そのものを写しているかのようだ。
知らず知らずのうちに心を独占するこの欲と、我々はどう付き合えばよいのか―。
現代社会の影を光に変える物語が、いま始まる。
新人作家が人間の深層心理をみごとに描いた、異色ミステリー。



↑のあらすじを読んで、てっきり卑弥呼が本当に蘇ると思い、
歴史+ファンタジー+ミステリなのかと勘違いして借りてきました・・・
この表紙を見て変だとは思ったんですけどね・・・。

実際は叶恭子みたいな人の芸名でガッカリしました(笑
(表紙のイラストも恭子さんに似てるね)


素人にしてはまぁまぁというレベルだと思います。
伏線は結構あるけど、微妙。
「ふーん、あれね」という程度でカタルシスは一切感じませんし、
重要だとも思いません。
あと、ちょっと文法間違いが気になる箇所がいくつかありました。。


宗教が出てくるならあらすじに書いておいて欲しかったなぁ。
しかも私の嫌いなタイプの信者たちが出てきたので・・・

なぜか主人公が卑弥呼にシャワーを貸しちゃうとか、
いい年した娘が独身の父親に対し、女性と関係を持ったことに「不潔」発言とか、
その他もろもろ腑に落ちない点はたっぷりありますが、
そんなに悪くはないと思います。


でも最後意味不明なんですが・・・。
マジで惚れてたんでしょうか。卑弥呼も?
卑弥呼はあの三枝を本気で好きだったはずなのに、切り替え早いね

こういうことなら、つまらないオチだなぁと思います。
お引越ししてきました 2010/03/17

みぃと申します~


正式に移転するか迷っていましたが、今後はこちらで続けることにしました。
以前はヤプログでしていました。

引越し理由がヤプログのリニューアル後の不具合のため、
しばらく様子を見ながら両方更新していましたが、
FC2にも慣れましたし、使い勝手が良さそうなので、
今後はFC2のみでやっていくことにしました

ご覧の通り書評ブログです。
読書が好きなのに、なぜか文章を書くのは下手ですが、突っ込まないでくださいw
あ、でもアドバイスは助かります。


読んだ小説は、おもしろくてもつまらなくても全て記事にしていますが、
マンガや映画などは気まぐれに更新しています


5つ・・・超おもしろい。この作品に出合えて幸せ。
4つ・・・おもしろい。ぜひ再読したい。
3つ・・・普通or惜しい。再読は微妙なところ。
2つ・・・おもしろくない。時間を無駄にした感あり。
1つ・・・超つまらない。気分を害するほど。


といった感じで評価をつけています。
」は0,5の意味。


ちなみに、元々読書好きになったきっかけはミステリですが、
今は色んなジャンルを読みます。恋愛小説とホラーは苦手です。

良質なミステリをご存知でしたら、教えてくださると大変嬉しいです。


コメント・トラバは歓迎です
武士道セブンティーン 2010/03/16

 ★★
著者:誉田哲也


早苗は成績重視・結果主義の剣道強豪高へ、香織は個人主義から部に忠義を尽くし始める。
ふたりの武士道の時代(研究中)が幕を開けた―。
新進気鋭が放つ痛快・青春エンターテインメント、正面打ち二本目。



絶対好みじゃなさそうだと思ったんですが、ミーハーなので読んだ一冊。
武士道シックスティーンという前作があるらしいですね・・・
読んでいる途中で気が付きました

確かに登場人物紹介が雑だな~と思ってはいましたが、問題ないレベル。
他にも前作でのできごとと思われるセリフがあったりしましたが、
読み落としたかな?くらいで気になりませんでした。
(実際読み落としてたのかもしれないし)


香織の体育会系なキャラがあまり好きではありませんが、嫌いでもありません。
他に好きなキャラはいませんが、嫌いなキャラもいません。

剣道には興味がないけど、試合のシーンも退屈したりはしませんでした。
でもこれを読んで剣道に興味が湧いたりもしません。

一応青春小説なのですが、甘酸っぱさもなく感情移入することもなく、
羨ましいと思ったりすることもなく、なんかただ読んだって感じです。
何かに一喜一憂するということが一切ありませんでした。


前作や続きのエイティーンを読みたいとは思いません。
ダレン・シャン 真夜中の同志 2010/03/14

 ★★

著者:ダレン・シャン


「傷のある者の戦」のため、旅をするダレン、クレプスリー、ハーキャットの三人。
ひょんなことから学校に通うことになったダレン。そこにあらわれたのは…?
そしてもうひとり、ダレンの前に歩みでたのは―。



正直、ネタ切れ?って思いました。
学校に行くことも、デビーとの再会も。
いや、デビーとの再会はともかく、デビーに迫るダレンが気持ち悪くて嫌でした

スティーブとの再会もびっくり
ダレンのアホっぷりに。


いきなりの2つの再会、ハーキャットも言ってるけど絶対不自然。
なのに疑いを持たないダレン・・・。
学校の件があるにも関わらず。

ちょっとこれは、いくらなんでも適当すぎると思いました。
雪虫 2010/03/14

 

著者:堂場瞬一


俺は刑事に生まれたんだ―祖父・父を継いで新潟県警捜査一課の刑事となった鳴沢了は、晩秋の湯沢で殺された老女が、かつて宗教教団の教祖で、
五十年前に殺人事件に関わったことを突き止めた。
了は二つの事件の関連を確信するが、捜査本部長の父は
なぜか了を事件から遠ざけるのだった。
正義は、そして歳月は、真実を覆い隠すのか?新警察小説。



最初は文体と主人公の性格がとにかく気持ち悪いと思って嫌でした。

凍える牙の滝沢のような昔気質の刑事をイメージしていたのかもしれませんが、
(そのわりに年齢は若い設定のようだけど)
後輩への態度は、小姑のようなねちっこい意地の悪さです。
ネクタイの趣味までケチつけて・・・

後輩の「霧の中を手探りで歩いてるみたい」というような表現を、
そんな詩的な表現は迷惑だと、ひどいことを言っておいて、
自分は真相を絵に例え、「俺達の絵は穴だらけだ・・・絵を完成させるには・・・」
とかほざいてるんですよ

このセリフが出たとき、私は頭の中で「オメェ」と叫びました。
よっぽど詩的でキモい表現じゃないか。


心理描写が下手なので、昔の同級生との恋愛(これ絶対いらん)や
家族との確執のシーンなどにもイライラしました。
すごく素人臭いと思いましたが、解説を読むとデビュー作ではないようです。

作者は海外のミステリが好きなのかなと思いました。
↑に書いたセリフを始め、日本ではちょっと・・・な表現が多々ありますし、
主人公がハードボイルド(にしたかったが失敗している)だったり、
女性との無駄な恋愛シーンがあったりなど、真似ているような印象を受けます。


事件そのものは、まぁまぁです。
あらすじを読んで、隠された過去の事件を暴いていくのかと思いきや、
結構あっさりしていて、そこが微妙でしたが。
宗教とありますが、特に信仰深すぎて気味悪い人などは出てこないので、
宗教関係苦手な私でも普通に読めました。
ちんぷんかん 2010/03/12

 ★★★+
著者:畠中恵


江戸有数の大店の若だんな・一太郎は、摩訶不思議な妖怪に守られながら、
今日も元気に(?)寝込んでいたが、日本橋を焼き尽くす大火に巻かれ、
とうとう三途の川縁を彷徨う羽目に…。
若だんなと鳴家の三途の川縁冒険譚に、若き日のおっかさんの恋物語、
兄・松之助の縁談に気になるあのキャラも再登場で、本作も面白さ盛りだくさん!
大好評「しゃばけ」シリーズ第六弾。



やっぱり、このシリーズは短編のほうがおもしろいです


鬼と小鬼
一太郎、火事で遂に三途の川へ行く(笑
しかしついてきてしまった鳴家たちだけでも現世に戻したいと、
必死に帰る手段を探す。

あんまりにもあっさり三途の川へ行ってしまうので、
夢オチかと思ったら、本当に死に掛けてました(笑
賽の河原で石を積み上げては崩されてしまう子供達が切ないです。

長崎屋もあっさり焼けてしまうのね。
江戸の話なので、普通なのかな。


ちんぷんかん
広徳寺の秋英が、寛朝に弟子入り13年目にして相談に来た客の応対を任される。
客は娘の縁談をまとめろと迫り、ついには秋英を本の中に閉じ込めてしまう。
そこから出るために、客と和算勝負をすることになるが・・・。

話自体はそんなにおもしろくなかったけど、
寛朝がいい加減そうで、実は秋英に期待しているというのが、
読んでいてなんとなくわかるので、そこが好き。
でもやっぱりストーリーはいまいちなので、すぐ忘れそう。


男ぶり
一太郎の両親の馴れ初めと、母・おたえの昔の恋愛。
惚れた辰二郎を認めてもらうため、水口屋で起こった不思議な卵事件を解くことに。

やっぱりおたえにも、仁吉たちのようなお守り役の妖がついていたのね
そんでその守狐もやっぱり甘くって、いまだに離れたところから見守っているという
優しさ(でも本当は自分が離れられないんだろう)に
最後はほっこりした気分になりました

おたえと守狐の話、また読みたいなぁ。


今昔
一太郎の兄・松之助の縁談話。
松之助が玉乃屋の娘にひとめぼれし、縁談の話を持っていくが、
姉妹を取り違えていたことがわかる。
病弱な姉を預かることになってしまったが、妖しい陰陽師が関わってきて・・・。

松之助しっかりしろと思いながら読んでました。
一太郎のように病弱な姉を可哀想がって、この縁談を受けてしまうのではと心配でしたが、できた姉だわ~
松之助との結婚はしてほしくないけど、健康に、幸せになってほしいなぁ。。

親の勝手な愛情は、かえって苦しめることもあるってこと。


はるがいくよ
桜の木が、無事新しく建った長崎屋への挨拶に桜の赤ん坊を寄越してきた。
赤ん坊は驚く速さで美しい娘に育つが、短く咲き誇る桜のため、
すぐに消えてしまう運命。一太郎は、なんとか救えないか模索するが・・・

本書で一番好きな作品です
なんといっても自分の運命を受け入れている小紅(桜)が好きです
一太郎が好きで一緒にいたいはずなのに、運命となるとそこはきちっとしてる。

兄やたちの出した案、私は一太郎を諦めさせるための意見だと
短絡的に考えてしまったんですが、
一太郎が小紅にずっと生きていて欲しいように、
兄やたちも一太郎にずっと生きていて欲しいんですね
追想五断章 2010/03/10

 ★★★★★


著者:米澤穂信

古書店アルバイトの大学生・菅生芳光は、報酬に惹かれてある依頼を請け負う。
依頼人・北里可南子は、亡くなった父が生前に書いた、
結末の伏せられた五つの小説を探していた。
調査を続けるうち芳光は、未解決のままに終わった事件“アントワープの銃声”の存在を知る。
二十二年前のその夜何があったのか?幾重にも隠された真相は?
米澤穂信が初めて「青春去りし後の人間」を描く最新長編。



久々の満点出たーーーーーー

ここ1,2ヶ月は私にとって、あまりいい読書生活ではなかったので、
救世主のような作品です。

1ページ目から惹き込まれ、一文字も読み落としたくないと思える本は久々です。
やっぱり読書はこうでなくちゃね
米澤さんは2冊目ですが、こんなに筆力があったなんて驚きです。


主人公を始め、登場人物たちのくたびれ具合もいいですね。
バブル崩壊の煽りをくって疲れ切った感じがよく出ています。
(私はバブル崩壊の頃をよく知らないので、
経験者が読むとどうなのかはわかりませんが)
でも、助手っぽい女の子が必要だったのかはいまいちわかりません。


ミステリとしてもなかなかですが、普通の小説として楽しみました。
ミステリ的な部分は、読んでいて一部だけ解けたので満足です(笑

作中作であるリドルストーリー(結末のない小説)も秀逸
本来、結末のすっきりしない話は苦手なほうなんですが、これは終わり方も好き。
作中作だからかもしれませんが、もっと叶黒白の作品を読みたいと思いました

この作中作をミステリとして意味のあるものに仕上げるなんてすごい
Erikonail collection 2010/03/08

 ★★★+


トップネイリスト黒崎えり子の最新ネイルカタログが登場!
今度のエリコネイルはひと味違います!
パステルネイルやフレンチ、ジェルやパーティネイルなど、
これからの季節にぴったりな最新デザインはもちろん、
君島十和子さんやhitomiさんら著名人のネイルもご紹介!
さらに、本書を購入しないと手に入らないスペシャルラメ6種類がなんと付録に!
人気の3段ラメが自宅で簡単に楽しめます。
ネイルアートが大好きな方に大満足いただける一冊です!



別のネイル本を買おうと思っていたのですが、たまたま目に入ったので購入。
パラパラ立ち読みしたので、この内容にしてはちょっと高いな・・・と思いましたが、
グリッターとホロがついているので、まぁいっかーと。
あ、でも内容が薄いからおまけつけたんだろうな、とは思ってます(笑

開けたらホログラムがこぼれていました
楽天のレビューにも書いてありますね・・・。
ラメじゃなかったのが不幸中の幸いです

で、肝心の中身ですが、

不器用で技術のない私でも真似しやすいシンプルなデザインが豊富

一見すると、立ち読みで十分じゃ?とも思わなくはないのですが、
シンプルながらに凝っていたりするので、やはり買って良かったと思います。

そして表紙に書いてあるように、「おとな可愛い」デザインが豊富。
こっそりおとな可愛いを目指している今の私にとっては、
まさにぴったりの本でした


ですが、不満も多々あります。
まず、最初に書いたように値段の割りに中身が薄いこと。

ページ数が少ないのはいいのですが、興味のない芸能人にページが
何ページも割かれている
のはとっても残念です
その分ネイルデザインが見たいです。

それから、黒崎さんの私物紹介・・・ネイルに関係ない物を載せる必要がなぜあるのか
黒崎さん個人のファンでないと喜ばないのでは。
私は黒崎さんのネイルは好きですが、プライベートには全く興味がありません。

一番「」だったのは、ポリッシュの紹介メインのページがあること。
ネイルの写真がちっちゃくて、デザインがわかりにくい上、
背景の色とネイルの色が同化していて見にくい。
しかも、そういうページに載っているデザインに限って凝っていたりする
のです。

何を考えてこんな構成・レイアウトにしたのか、甚だ疑問です。
墜ちていく僕たち 2010/03/07

 

著者:森博嗣


ある日突然、男が女に、女が男に変わったら…?
神出鬼没の摩訶不思議なインスタント・ラーメンが巻き起こすミステリアスな五つの物語。
生まれてからずっと男でいつづけるのも、
女で一生終わるのも、人間ってけっこう楽じゃない。
性に悩めるあなたも、悩んだことなんて全然ないあなたも、
さあ、そんな綱渡りのような固定観念を捨てて、性差の呪縛ものりこえて、
新しい自由な世界へようこそ。



古本屋で100円だったので、作者買いしてしまいました。
中身も見ずに・・・。
1ページ目を開いていたら、絶対買いませんでした・・・

無理して若者ぽく書いているのがイタい・・・
幸せベストってなんですか・・・。

実は最初の数行でドン引きして、1ページも読まずに挫折し、
今回2度目の挑戦だったりします


そもそも作者買いとはいえ、森さん、あまり好きではないのです。
初めて森作品を読んだS&Mの萌絵、犀川が好きなだけで、
以来、古本屋で安く売ってたりなんかすると、つい買っちゃうの。
もう読むのやめようと何度も思うんですが、100円だと、つい(笑


これははっきり言って「なんとなく」で構成されているような、内容のない本だと思います。
私は森さんのこういうところが好きではないのですが、
本書では更に「なんとなく」詩的にした感じが嫌でした。
もう雑に書き散らしたみたいな。

鬼平犯科帳 3 2010/03/07

 ★★★

著者:池波正太郎


“鬼平”と悪人たちから恐れられる幕府火付盗賊改方の長官・長谷川平蔵が、
ときにはユーモアをまじえ、ときには鋭い勘を働かせて、兇悪な盗賊を相手に大奮闘をつづける。
その颯爽たる立廻りが大評判の人気シリーズ第三巻は
「麻布ねずみ坂」「盗法秘伝」「艶婦の毒」「兇剣」「駿州・宇津谷峠」「むかしの男」の六篇を収録している。



平蔵が仕事を休んで、旅に出ている間の話です。
放っておけずに、仕事はしちゃってるんですけどね

でも平蔵がまさかの泥棒の手伝いをしたりと、
解任中でなければ見れなさそうなシーンがあって、
読み応えありました


そして平蔵の奥さんが主役の話もあります。
今までほとんど出てこなかった人なんですが、
でも私は平蔵の奥さんが好きなので、嬉しい
やはり芯が強くて魅力のある人でしたね


でも、この2つの話以外はあまりおもしろいと思えなかったなぁ。。
普通というか。
次からはまた仕事に復帰するようなので、次に期待
ダレン・シャン 黄昏のハンター 2010/03/06

 

著者:ダレン・シャン

ダレンがバンパイア元帥となって六年。
バンパイアはバンパニーズ相手の戦いに明け暮れていた。
ある日、バンパイア・マウンテンにあの奇怪な人物があらわれる―。



ようやく読んだ7作目。
だいぶ開けてしまったので、いまいち覚えてなかったです
名前は覚えてるけど、どんな人だったっけ?って感じで

まず思ったのが、バンパニーズ大王とかバンパイア将軍とか、
ネーミングがダセェってことです(笑
以前の私はこれをどう思っていたのだろう・・・。

これで幼稚な本だと思ってしまったので、なかなか楽しめませんでした。

でも旅が始まった頃からは、だいぶおもしろくなってきたので、
間を空けずに読んでいれば、最初のほうも普通に楽しめたのかもしれません。


以前のように「続きが読みたい」とはあまり思いませんでした。
別にここでやめちゃってもいいかなって・・・。
せっかくなので、読みますけど。
今度はなるべく間を空けずに読もうと思います。
七つの怖い扉 2010/03/06




迷路/阿刀田高 
知恵遅れらしい少年が起こした殺人と、井戸に隠した遺体に起こった現象。

文体が子供っぽく、微妙にテンポが崩れています。
だから、余計にぞわぞわする。
ラストの落とし方は、迷路というタイトルに2重の意味があることがわかります
予測できるラストではあるのですが、単純ではないのだな、と思いました。


布団部/宮部みゆき 
不振な死を遂げた姉の代わりに兼子屋に奉公に上がったおゆう。
しかし、兼子屋は祟られていた。

宮部さんらしい話でした。
ホラーだけど人情があって温かくもある話。


母の死んだ家/高橋克彦 
作家と編集者が山中で迷った先にたどり着いたのは、昔母が自殺した別荘だった。

下手だなぁと思いました。文章も、全部。
どんでん返しってのは伏線がなきゃ「は?」と思うだけです。


夕がすみ/乃南アサ 
事故で家族を亡くした小学生のいとこと暮らし始めた一家。
可愛らしい少女に、不気味な一面が見え始める。

乃南さんって、時々理解できないことを書くけど、これもそう。
高校生と、9歳の女の子が一緒にお風呂に入るかよ~。家の風呂で。
話もあまり好きじゃないです。


空に浮かぶ棺/鈴木光司 
舞が目を覚ますと、心当たりはないのに妊娠していた。
死んだ知人の遺したビデオを観たことに思い至るが・・・

貞子誕生の話ですね。おもしろくないし、怖かったので途中でやめました
この作家さん、1度読んでみようかと思っていたところだったので、
アンソロジーで読めてよかったです。単行本は読みません。


安義橋の鬼、人をくらふ語/夢枕獏 
安義橋には鬼が出るとの噂が。それを信じない貞盛は安義橋に肝試しに行く羽目になる。

夢枕獏、読みたかったんです
アンソロジーから挑戦できて嬉しい。そしておもしろかったです。
鬼などいないと、「なるほど」な話を披露しておきながらビビる貞盛が滑稽です。


康平の背/小池真理子 
男と入った旅館で、死んだ男の背中を見る。

これが最後を飾る作品?
意味がわかりません。
途中に出てきた「まんじゅう」は不気味さをかもし出していますが、
ラストの「まんじゅう」はただ滑稽なだけでした。
2010年2月に読んだ本 2010/03/04

2月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:3848ページ

きつねのはなしきつねのはなし

読了日:02月25日 著者:森見 登美彦
午前零時のサンドリヨン午前零時のサンドリヨン

読了日:02月22日 著者:相沢 沙呼
図南の翼 十二国記 講談社文庫図南の翼 十二国記 講談社文庫

読了日:02月20日 著者:小野 不由美
少女の器 (角川文庫)少女の器 (角川文庫)

読了日:02月17日 著者:灰谷 健次郎

人のセックスを笑うな (河出文庫)人のセックスを笑うな (河出文庫)

読了日:02月16日 著者:山崎 ナオコーラ
埋もれ火 (文春文庫)埋もれ火 (文春文庫)

読了日:02月16日 著者:北原 亞以子
きよしこ (新潮文庫)きよしこ (新潮文庫)

読了日:02月14日 著者:重松 清
吟遊詩人ビードルの物語 (日本語版)吟遊詩人ビードルの物語 (日本語版)

読了日:02月12日 著者:
鬼平犯科帳〈2〉 (文春文庫)鬼平犯科帳〈2〉 (文春文庫)

読了日:02月12日 著者:池波 正太郎
続氷点 (下) (角川文庫)続氷点 (下) (角川文庫)

読了日:02月09日 著者:三浦 綾子
続 氷点 (上) (角川文庫 (5072))続 氷点 (上) (角川文庫 (5072))

読了日:02月06日 著者:三浦 綾子
神去なあなあ日常神去なあなあ日常

読了日:02月04日 著者:三浦 しをん
うそうそうそうそ

読了日:02月02日 著者:畠中 恵

読書メーター



2月はまったく読めていない気がしてたのに、13冊も読んでましたねぇ。
興味ない種目も、オリンピックで見ていたので、時間もないし、
集中力もなくて読んだ気がしませんでした













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