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赤朽葉家の伝説 2008/11/05

 

女3代の人生を描いた話です。
千里眼とか別に好きじゃないし、興味をそそられる物は
特別なかったと思う。
なのに、やっぱり引き込まれてしまいました

祖母が、自分たちや娘の男女関係をこんなに詳しく
孫に話すはずがないと突っ込みつつも、
一気に読んでしまいました

読んでいて、どう終わらせるんだろう、
尻つぼみにならないだろうかと懸念していました。
不思議な一家の物語を綴っているだけのように思えたので、
終わらせ方が予想できませんでした。

三章で現代以降の話に変わり、
ミステリっぽい要素が出てきたときは急な展開で
少しあっけに取られたのですが、元々ミステリ好きな私は
推理に頭を働かせ始めました

殺された人がいるなら豊寿しかいないだろうな~と
思ったら当たってました
「殺した」という意味が、釈然としない感じではありましたが。
そもそも私がこの人だと思った理由は、
この人だけ書き方に違和感を感じたからです
伏線は気になったくせに納得のいく理由をつけて忘れてました
手紙は他の誰かに読んでもらったんだろう、と
こういう理由でわかってしまうミステリはイカンです


できればミステリ要素を入れずに終わらせて欲しかったです
話は万葉の人生を描いた一章が一番おもしろく、
毛毬の二章は、思い返してみるとストーリーとしては
つまらないと言っていいくらいかも
瞳子の三章は少し共感できる部分もありましたが、
ミステリが入ってきたのがそぐわない感じ。

ですが、細やかな部分が全部おもしろいので、
文句なしに満点です
そういえば、私の男も嫌悪する題材なのにおもしろかったのは、
大まかなストーリーよりも細かい部分が好きだったからかもしれません。
あれ、唾液のシーンや性的なシーンがなければ、
もっと高評価にしたと思っています唾液はホントやだった(笑
あ、でも細かい部分っていうとわかりにくかな・・・
登場人物のクセとか、そういう細かさではないんですけど・・・
どう言えばいいのか・・・
すみません、わかりにくくて


少し残念だったのは、古い時代に起きたことが、
教科書を読んでいるような感覚で書いてあったこと
祖母に聞いた話というより、何かで調べたような感じでした。
実際、調べて書いたんだろうけど、
物語の中では祖母に聞いたことという設定なので。
そういう部分は省いても良かったのに~。

それと、重厚な旧家のはずなのに、なんだか軽い。
こんなに他人がズケズケと転がり込んで来れるような家、
旧家でなくたってないと思うんだけど・・・。笑
よそ者は決して受けれない、閉鎖的なイメージが
私にはあるのです


桜庭一樹の小説はただおもしろいだけじゃなく、
読書の旨味が味わえる本だと思います
一気にファンになってしまいました
まだ2冊しか読んでないけどね
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