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そうか、もう君はいないのか 2009/01/10
何やら話題のようなので。 珍しく、流行にあまり遅れませんでした笑 それでも出版は1年前ですけど。 でもドラマより先に読めたので良かったです 城山三郎という名前を聞いたことさえなかったのですが、 結構すごい作家さんなんですね 首相と対談するほどの・・・ 結構淡々としているのですが、奥様を大事に想っていた事は 十分に伝わってきます。 奥様のことを天真爛漫で素敵な方に書いていて、 ノロケと取れる感じ 病気になる以前の話も、なかなかおもしろいです すこ~し恋愛小説のようになっているのですが、 恋愛小説が大嫌いな私でも、読んでいて全然嫌じゃないです。 むしろ楽しかったです時代のせいでしょうけどね。 終わり方が、区切りはいいけど少し唐突な感じだったので、 少し戸惑い気味でしたが、娘さんの手記を読んで納得。 これって未完成なんですね。 奥様が亡くなって間もなく書き始めたようです。 7年程かけても未完成だったというのが・・・ 130ページちょいなんです。すごく短いんですよ それを7年もかけてやっと書いたんだと思うと・・・ 淡々としているけど、本当は書くのものすごく 辛かったのではないでしょうか なので、娘さんの手記あってこそのエッセイだと思いました。 (悪い意味じゃないです) ただ娘さんたちは、城山さんにも 亡くなった奥さんが末期ガンだということを 伝えていなかったそうなのです。 憶測だけでは、大丈夫かもしれないという希望も抱いていたはず。 告知されていたら覚悟ももう少し決まり、 奥様の死を受け入れられたのでは、と思ってしまいます。 娘さんたちなりに思いやってのことだとは思うんですが、 なんだか可哀相だなぁと感じてしまいました スポンサーサイト
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