・RSS ・LOG IN

スポンサーサイト --/--/--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
TB(-) | CM(-) | スポンサー広告 | Page Top
送り火 2009/08/29

 

著者:重松清

一応、連作短編というのかな?
富士見線沿線という場所で繋がりがありますが、登場人物がリンクしているわけではないです。


フジミ荘奇譚
ホラーですかね高齢者との隣人トラブル。
そこに猫がからんできて・・・。

ホラーといっても草祭に近い感じ。雰囲気は全然違うけど。
老人たちの正体の「匂わせ方」がうまい。
けどプレゼント?がよくわかりません・・・。


ハードラック・ウーマン
記事を捏造してしまう、崖っぷちに近いライター。
捏造したネタが、実は事実に近かった。

ちょっとゾクッとしました。
どう終わるんだろうと逸る気を抑えながら読んだけど・・・微妙なオチ。


かげぜん
死んだ息子宛てに届くDM。だんだん減ってくるDMに寂しく思う妻。
息子の死を理解しつつ、息子の分も食事を用意してしまう妻。
子作りもするが、積極的にはなれず、前に進めない夫婦。

小学校に上がれなかった息子にランドセルを買い、
少し夫婦間で揉めるが、結局はそれが前へ進むきっかけになる。
息子の死から前に進むことは、忘れることと同義ではない。
でも、親の心情としてはものすごい葛藤があるのだろうな・・・。

大きな一歩を踏み出して終わってくれて良かった。


漂流記
引越し先で公園デビューをする母子。
1つめの公園では、子供のあだ名に引っかかりを覚え、
その次の公園では日直まであった。

公園デビューってこんなキツいもの?日直ってなんじゃ
公園と公園で対立が本当にあるんでしょうかね馬鹿らし・・・。
けど母親の心の動きが、まるで自分の心であるかのようにわかり、ぞわぞわする。

もっと最後まで書いてよ~ってオチ。これがいいのはわかるけどさ・・・。


よーそろ
いじめを受ける小5の男の子。ムラさんという旅人の書くブログが心の支え。
「死にたがっている人」がわかってしまう駅で働く中年のおじさん。
そして、あることをきっかけにムラさんとしてブログを書き始めたおじさん。

自殺志望ということもあって、全体に寂しさが漂う。
その中でムラさんが明るい関西弁で綴る生き方とのコントラストがすごい。
明るいんだけど、どことなく寂しくて、頑張ろうって思える。

アフリカで生きる子は、肉がないから転ぶとすぐにケガする。
でも、笑って生きることができる。心には肉がついているから。

・・・がいじめ解決パターンを読みたかった


シド・ヴィシャスから遠く離れて
いい年こいてロックを捨てるなら命を捨てろと叫んで人を殴る思考が信じられず途中でやめました。


送り火
遊園地のそばに一人暮らしをする母に、同居しようと説得を試みるが、
母は父との思い出が詰まった家を離れられない。

表題作なんだけど、あまり好きじゃないです。
悪くはないけど、特に感想もないというか・・・。


家路
離婚寸前、家族から逃げて別居している男。
駅のホームで他の人には見えない、
「家に帰りたいのに帰れない」男が見え、話をするようになる。

奥さんと別居するようになった理由は特にないと書いてあるけど、
明らかに「性格の不一致」じゃないか・・・笑


もういくつ寝ると
末期ガンの父のため、富士山が見える場所にお墓を探す娘。
夫とはうまく行っていないわけではないが、どこかすれ違う。
買ったお墓の横は、もうすぐ亡くなる娘のために、
向かいは、自分だけのために、墓を買う人たちがいた。

これが一番好きです。
親が死んで悲しくて、現在の家族とうまく行かないのも寂しくて、
だから実の両親と同じお墓に入りたいと思う主人公が切ない。
自分が入るお墓の事なんか考えたことがないけど、
確かに自分の先祖ではない人と同じ墓って嫌かもしれない。
色々考えさせられました。

あと、夫の、悪気がないのはわかるけど性格に問題あり、
っていう嫌な感じ、めっちゃよくわかる~うますぎ
スポンサーサイト
IKKO 女の法則 | HOME | 消失!
Secret
トラックバック
TrackBackURL
→http://budgerigarto.blog109.fc2.com/tb.php/411-caf90c78














上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。