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氷の華 2009/10/31

 

著者:天野節子

 専業主婦の恭子は、夫の子供を身篭ったという不倫相手を毒殺する。
 だが、何日過ぎても被害者が妊娠していたという事実は報道されない。
 殺したのは本当に夫の愛人だったのか。
 嵌められたのではないかと疑心暗鬼になる恭子は、
 自らが殺めた女の正体を探り始める。
 そして、彼女を執拗に追うベテラン刑事・戸田との壮絶な闘いが始まる。


全体的に古臭い印象です。
2006年に書かれた作品のようですが、携帯などがなければ昭和のものかと思います。

話の覆し方などは上手だと思うのですが、話の発端からしてアラだらけです。

最初からほぼわかることなのでネタバレではないと思うのですが、一応伏せ字。
「人を操って人を殺させる」って・・・
あまりにも危険すぎる賭けです。
恭子が殺意を持たなかったらどうするんでしょう
住所まで書いてあれば電話番号が調べられるかもしれないし、
登録してなくても行って話をつけてくる場合だってある。
プライドの高い恭子なら、手切れ金持参で会いに行く可能性のほうが高くない
そして相手が知らないと言って秘密を話したら一貫の終わり。
なので、こんな危険な手を使うことは絶対にありえないと思う。
そして録音可能な電話をしてくることも、挙句留守電使うことも絶対ありえない


はっきり言って人を操って殺人を犯させると言う話は、
どんな作家さんでもおもしろく書けないと思います。だって無理だもん。


でも、ずっと「ありえない」と思って読んでいたので面白みに欠けたし、
昭和の匂いに違和感を覚えながらも、一気に読めるのはなかなかすごい
話が二転三転するので先が気になって仕方なかったです。

それに途中までは話し方が気持ち悪くて嫌いだった恭子も、
最後のほうは完全に応援しちゃってました。


けどな~、最後、残念。昭和臭い結末でした。

また、恭子に夫への愛は感じず、子供を切実に願っていたとは思えません。
6年も不妊治療をしたのだから当然ということなのでしょうけど、
その事実を短い文章で書かれただけではちっとも伝わってこないので、
動機が弱すぎると思いました。


あと個人的に、プロローグがどう繋がるのか楽しみにしていたので、
あっけない伏線だったというだけのことに肩透かしを食らった気分です。。。
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