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きよしこ 2010/02/17

 

著者:重松清


少年は、ひとりぼっちだった。名前はきよし。どこにでもいる少年。転校生。
言いたいことがいつも言えずに、悔しかった。
思ったことを何でも話せる友だちが欲しかった。
そんな友だちは夢の中の世界にしかいないことを知っていたけど。
ある年の聖夜に出会ったふしぎな「きよしこ」は少年に言った。伝わるよ、きっと―。
大切なことを言えなかったすべての人に捧げたい珠玉の少年小説。







吃音に苦しむ少年の話ですが、出会いと別れを描いた作品です。
とにかく優しい話だったなぁ。
だけど、力強さもあります。

エッセイに近い話みたいですね。
重松さんが吃音だとは知りませんでした。


父親の都合で何度も引越しをするきよしには、
たくさんの出会いと別れがあります。
そのどれもが温かくて、最後にはほろり。
なんか、別れかたがいいんですよね
特に別れの挨拶をするでもなく。。
きよしともう会えないと悟ったときの相手はどんな気持ちだったのでしょう。
あ、そう考えるときよし、ひどい別れかたしてる(笑


吃音で色んな出会いと別れがあって・・・
でも、1番のテーマは自分の気持ちを伝えるってことですね。

吃音でなくても、自分の気持ちを言葉にするのは、それだけで難しいことだと思います。
そして伝えることも。

だけどきよしは、吃音のせいで、苦手な言葉を避けるので、
些細なことも言えません。
周りが察してくれようとすることもあるけれど、間違ってるんですよね。
紅茶を飲みたいのに、コーヒーだと勘違いされて頼んでくれて、
仕方なく飲む、みたいな・・・。

それが最後の章、進路を決めたきよしが、
夢のために親や恋人に、どもりながらも一生懸命想いを伝える場面には、
思わず涙しちゃいました
小さなことは勘違いされてもいいけど、大事なことは絶対に伝えなきゃいけない、伝わるっていう、きよしがカッコ良かったです


ちょっと気になったのですが、きよしの夢って教師なんですね。
重松さんの前の職業は編集者かなんかだったと思うのですが、
本当は教師になるつもりだったのかな?

青い鳥では吃音の教師が主人公なので、
それでこの作品が生まれたのかな?と思ったりしました。


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