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ちんぷんかん 2010/03/12

 ★★★+
著者:畠中恵


江戸有数の大店の若だんな・一太郎は、摩訶不思議な妖怪に守られながら、
今日も元気に(?)寝込んでいたが、日本橋を焼き尽くす大火に巻かれ、
とうとう三途の川縁を彷徨う羽目に…。
若だんなと鳴家の三途の川縁冒険譚に、若き日のおっかさんの恋物語、
兄・松之助の縁談に気になるあのキャラも再登場で、本作も面白さ盛りだくさん!
大好評「しゃばけ」シリーズ第六弾。



やっぱり、このシリーズは短編のほうがおもしろいです


鬼と小鬼
一太郎、火事で遂に三途の川へ行く(笑
しかしついてきてしまった鳴家たちだけでも現世に戻したいと、
必死に帰る手段を探す。

あんまりにもあっさり三途の川へ行ってしまうので、
夢オチかと思ったら、本当に死に掛けてました(笑
賽の河原で石を積み上げては崩されてしまう子供達が切ないです。

長崎屋もあっさり焼けてしまうのね。
江戸の話なので、普通なのかな。


ちんぷんかん
広徳寺の秋英が、寛朝に弟子入り13年目にして相談に来た客の応対を任される。
客は娘の縁談をまとめろと迫り、ついには秋英を本の中に閉じ込めてしまう。
そこから出るために、客と和算勝負をすることになるが・・・。

話自体はそんなにおもしろくなかったけど、
寛朝がいい加減そうで、実は秋英に期待しているというのが、
読んでいてなんとなくわかるので、そこが好き。
でもやっぱりストーリーはいまいちなので、すぐ忘れそう。


男ぶり
一太郎の両親の馴れ初めと、母・おたえの昔の恋愛。
惚れた辰二郎を認めてもらうため、水口屋で起こった不思議な卵事件を解くことに。

やっぱりおたえにも、仁吉たちのようなお守り役の妖がついていたのね
そんでその守狐もやっぱり甘くって、いまだに離れたところから見守っているという
優しさ(でも本当は自分が離れられないんだろう)に
最後はほっこりした気分になりました

おたえと守狐の話、また読みたいなぁ。


今昔
一太郎の兄・松之助の縁談話。
松之助が玉乃屋の娘にひとめぼれし、縁談の話を持っていくが、
姉妹を取り違えていたことがわかる。
病弱な姉を預かることになってしまったが、妖しい陰陽師が関わってきて・・・。

松之助しっかりしろと思いながら読んでました。
一太郎のように病弱な姉を可哀想がって、この縁談を受けてしまうのではと心配でしたが、できた姉だわ~
松之助との結婚はしてほしくないけど、健康に、幸せになってほしいなぁ。。

親の勝手な愛情は、かえって苦しめることもあるってこと。


はるがいくよ
桜の木が、無事新しく建った長崎屋への挨拶に桜の赤ん坊を寄越してきた。
赤ん坊は驚く速さで美しい娘に育つが、短く咲き誇る桜のため、
すぐに消えてしまう運命。一太郎は、なんとか救えないか模索するが・・・

本書で一番好きな作品です
なんといっても自分の運命を受け入れている小紅(桜)が好きです
一太郎が好きで一緒にいたいはずなのに、運命となるとそこはきちっとしてる。

兄やたちの出した案、私は一太郎を諦めさせるための意見だと
短絡的に考えてしまったんですが、
一太郎が小紅にずっと生きていて欲しいように、
兄やたちも一太郎にずっと生きていて欲しいんですね
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