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魔性の子 2010/04/18

 ★★★★★

著者:小野不由美


教育実習のため母校に戻った広瀬は、教室で孤立している不思議な生徒・高里を知る。
彼をいじめた者は“報復”ともいえる不慮の事故に遭うので、
“高里は崇る”と恐れられているのだ。
広瀬は彼をかばおうとするが、次々に凄惨な事件が起こり始めた。
幼少の頃に高里が体験した“神隠し”が原因らしいのだが…。
彼の周りに現れる白い手は?彼の本当の居場所は何拠なのだろうか?



どのタイミングで読めばいいか悩んでいましたが、
黄昏の岸 暁の天を読み、ここだと思いました(笑

実際、黄昏の岸 暁の天の後だからこその満点だと思います。
直前に読んでどう思ったかというのも興味がありますが・・・、
でも黄昏の~の前に読んでいたら、これほど楽しめなかったんじゃないかなと。
私がホラー嫌いなせいかもしれませんが。

少し黄昏の~とは印象が違う部分はあります。
完全に幽霊にされてしまっている廉麟は、どちらかというと氾麟のイメージ。
廉麟では絶対ないです。最初本当に氾麟だと思って読んでいたし(笑
黄昏の~では広瀬は出てこないですし、その辺でもだいぶ印象は違います。

これは十二国記より早く出たもので、1991年発行。
黄昏の~が発行されるまで10年あるんだけど、
その間ずっと温めていたってことなのでしょうかね。
すごすぎる・・・。
多少の違いがあっても、どう考えても後付けという風には思えないですもん。


で、前置きが長すぎましたが、肝心の話もおもしろいです。もちろん。
広瀬が主人公でありながら、高里を主人公として見てしまいそうですが、
そんなことはないです。ちゃんと広瀬の物語になっています。
まぁ、高里は高里という高校生ではなく、泰麒として見ちゃうけど。

広瀬も自分は違う世界の人間だと信じていて、高里を同胞だと思いこむ。
だから親しくなって、面倒を見たのです。
高里は、自分が別世界の人間であるという希望にしているのが
ありありと見て取れるので、ちょっと切ない。
高里は本当に別世界の生物だけど、そちらの世界が
どれほどひどい状況にあるか、広瀬は知らない。
知らない世界を羨望する広瀬が少し憐れで、読んでて辛かったです。

広瀬のように違う世界の人間だと思い込んでいる人は少ないと思うけど、
違う親の子だったらな、なんて思ったことのある人は多いと思います。
それも結局、知らない世界、もしかしたら現状よりひどい状況に
憧れてるってことなのかもしれませんね。

ただのホラーじゃ終わりません。さすが。


ところで、すごく気になっているのですが、この表紙で
1番大きく描かれている女の人は誰なのでしょう??
わかる人、ぜひぜひ教えてください。
本当に気になってしょうがないのです。
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