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オリンピックの身代金 2010/12/02

 ★★★+

著者:奥田英郎


昭和39年夏。10月に開催されるオリンピックに向け、
世界に冠たる大都市に変貌を遂げつつある首都・東京。
この戦後最大のイベントの成功を望まない国民は誰一人としていない。
そんな気運が高まるなか、警察を狙った爆破事件が発生。
同時に「東京オリンピックを妨害する」という脅迫状が当局に届けられた!
しかし、この事件は国民に知らされることがなかった。
警視庁の刑事たちが極秘裏に事件を追うと、一人の東大生の存在が捜査線上に浮かぶ…。
「昭和」が最も熱を帯びていた時代を、圧倒的スケールと緻密な描写で描ききる、
エンタテインメント巨編。



すごく長かったです。
実際長いのですが、おもしろくて短く感じるということがなかったな・・・。
最初は本当におもしろくもなく、ただ読んでいる感じだったけど、
途中からハマッたのに


刑事や犯人の友人などの視点で現在起きている事件が進行して、
その後、過去に遡って犯人の視点で、
どういった経緯で犯行に及ぶに至ったかが明かされていきます。
徐々に現在と過去の間隔が狭まって、ついに、交錯・・・

うまいわぁ~


真面目な東大生がこんな大きな事件を起こすとは思えず、
まさかどんでん返しとかあるのかな~とか色んな想像をさせられました。


驚いたのは、国家が、最後まで国民にこのとんでもない事件を
隠し通したこと。
国民がパニックになることはもちろんだけど、
第一はお偉いさんの保身のため。

日本の権威を見せ付けられるなら、オリンピックを開催するため、
国民の命は、使い捨てにされていく・・・
労働者がいなければ開催することができないのに、
誰もその命を命として扱わないのが気持ち悪かったです。

でも、すごくあり得そう。

祝福された東京オリンピック開催の、醜い裏の部分がむき出しになっていて、
とても興味深く読みました。


すごい大作だとは思うのですが、いまいち国男と村田の絆が
感じられず、そのためこの結末には納得がいかないような・・・。

国男と村田がどうなったのか、その辺まで書いてほしかったです。
国男は果たして村田の行動をどう思ったか、気になる。
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