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折れた竜骨 2010/12/24

 ★★★+

著者:米澤穂信


ロンドンから出帆し、波高き北海を三日も進んだあたりに浮かぶソロン諸島。
その領主を父に持つアミーナはある日、放浪の旅を続ける騎士ファルク・フィッツジョンと、その従士の少年ニコラに出会う。
ファルクはアミーナの父に、御身は恐るべき魔術の使い手である
暗殺騎士に命を狙われている、と告げた…。
自然の要塞であったはずの島で暗殺騎士の魔術に斃れた父、
“走狗”候補の八人の容疑者、いずれ劣らぬ怪しげな傭兵たち、
沈められた封印の鐘、鍵のかかった塔上の牢から忽然と消えた不死の青年─
そして、甦った「呪われたデーン人」の襲来はいつ?
魔術や呪いが跋扈する世界の中で、「推理」の力は果たして真相に辿り着くことができるのか?
現在最も注目を集める俊英が新境地に挑んだ、
魔術と剣と謎解きの巨編登場。



ダークファンタジーとミステリの融合でしょうか・・・。
どちらかというとファンタジーの要素が強いです。

おもしろいのですが、ファンタジーであり謎解きでもあるということで、
現実的でない推理にはあまり興味を持てず満足できませんでした。


特に最後のニコラがした推理はわかりにくくて、
何度も読み返したのにわからず、
諦めて進めたら初めてわかるという風になっていたので、
ちょっとイラッとしました(笑


ダークファンタジーとしては楽しかったのですが、
ちょっと米澤さんに求めるものとは違ったので、
ファンタジーとしてもあまり魅力的な本ではなかったです。

でも、最後は悲しい終わり方をしますが、
あまり悲壮感がなく、読者の涙を誘おうとするものではなかったので、
その辺はやはり、米澤さんっていいなぁと再認識できる点でした。
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