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臨場 2009/10/07

 

著者:横山秀夫



臨場―警察組織では、事件現場に臨み、初動捜査に当たることをいう。捜査一課調査官・倉石義男は死者からのメッセージを的確に掴み取る。誰もが自殺や病死と疑わない案件を殺人と見破り、また、殺人の見立てを「事件性なし」と覆してきた。人呼んで『終身検死官』―。組織に与せず、己の道を貫く男の生き様を、ストイックに描いた傑作警察小説集。全八編。



ドラマは見ていませんでしたが、見ておけば良かった
おもしろそう。再放送しないかなぁ。


赤い名刺
倉石の部下である一ノ瀬の元不倫相手が首吊り死体となって発見される。
自分が疑われることを心配するあまり、自殺であってほしいと願いながら検視するが・・・。


倉石がどういう人物なのか、この一作を読めばわかりますね。
ハードボイルドかっこいい女たらしが玉にキズ。

不倫相手、既婚者に言い寄ってきたことから嫌な女~と思ってたけど、
本当に一ノ瀬のこと好きだったのかと思うとちょっと切ないですね。
一ノ瀬が逃げ切ろうとしなくて良かった。


眼前の密室
事件の経過を聞くために刑事の家を見張っていた新聞記者が、
少し離れた隙に刑事の妻が殺された。
記者は離れる前に密室を作っていたが、それ以前に出入りしていた人間は犯人ではありえない。


これはあんまりよくわからなかったなぁ。
ややこしく読み返したりするのが面倒だった。(読解力のない私が悪いんだけど)
動機とかスズムシとかもあんまり。
倉石あんまり活躍してる印象もないし。


鉢植えの女
W不倫の末無理心中したと見られる男女の検視を、
倉石からの「卒業試験」と思って取り組む一ノ瀬。
一方でダイイングメッセージを残して死んでいる男が発見される。
その現場に先に着いた倉石を敵視する高嶋は、倉石の能力を試そうとする。


このダイイングメッセージ、すごい
よく考えたなぁ。



定年を迎える小松崎のもとに13年前から送られ続けていたハガキが去年から途絶えた。
差出人は不明。住所には「霧山郡」とだけ記されている。
亡くなったのだと思いつつ倉石に相談してみると、
去年霧山郡で亡くなった77歳の老婆がいることが判明する。


これはやけにあっさり事件が解決しちゃって、番外編のように感じました。
じんわりくる話です。涙うるうるでした
小松崎の人柄がいいのがねぇ・・・反則



司法研修生の女性が自殺した。
彼女に想いを寄せていた三沢と浮島は自分のせいではと動揺する。
彼女が自殺した理由とは・・・。


これだけ終わりが自殺した斎田視点で解決してます。
つまり捜査によってわかったことではなく、ちょっと異色。
かわいそうだけど、なんだかなぁと思いました。


真夜中の調書
DNA一致、容疑者の自供も取れ、殺人事件をスピード解決した佐倉。
しかし倉石は「DNAをちゃんとやれ」と連絡をよこした。


両親の血液型からは生まれるはずのない血液型で生まれてくることがある・・・初めて知った。
これは切ないよなぁ・・・。
DNA鑑定のない時代、血液型が違ったら真っ先に浮気を疑うよね。
仕方ないだけに、みんなかわいそう


黒星
男と別れたばかりの婦警のもとに、昔同じ男を取り合った同期の春江から電話がかかってくる。
その翌日、その同期が自殺した。
自殺に間違いないと思われるが、倉石は他殺と報告、捜査が始まる。


「部下だからだ」
うをーーーカッコいい
一月の部下のためにここまでする人はいないだろうけど、かっこええです。


十七年蝉
不良上がりで警官になった永嶋は、16歳のときに亡くした恋人を忘れられずにいる。
そんな中、高校生射殺事件が発生。
17年周期で発生する類似事件と今回の事件はどう繋がるのか。


ストーリーは好き。
でも、永嶋を自分の下(?)に引っ張ってきた理由がわかりません。
16のときの恋人の父親を探せってことだよね?
よくわからなかったんですが。
男と女だしそこまで似てるはずがなく、見つけるのは無理だと思うんですが

それと突然の倉石の深刻な病気発覚・・・?
「続編はないよ」と作者が訴えかけているような不自然さを感じました。
出口のない海 2009/07/14

 +

著者:横山秀夫


野球は嫌いだし、戦時中の話もあまり好きじゃない私。
戦時中の話でも野球の話でも、嵌るものは嵌るんですが、
とりあえず期待はしてませんでした。

そして読んだ感想、すごく微妙な感じです。


すごくスラスラ読めます。
なのに、物語に入り込むまでにすごぉ~く時間がかかりました


「回天」という人間兵器に乗り込むことになった男の話なんですが・・・
確かに悲惨です。
胸が詰まって読むのが苦しかった。
でも、「死ぬことが決められた」男の話なので、当然といえば当然。
新人ならともかく、横山さんだし。

でも、それだけかなぁ~とも、思います。
切ないシーンで胸にグググ~ッと来る、だけ。


最後に感動させられて、ごまかされたような気がしないでもないのです。
読後感は良いのですが、全体のストーリーを見ておもしろいかと言えば
否のような・・・・・・

スラスラ読めるため一気読みしたので、
余計切なさにごまかされたような。


読後感は良いにも関わらず、なんとなく物足りなさを感じました。

自分で読んで感じたことなのに、よくわからない
陰の季節 2008/02/25

 


全く新しい警察小説の誕生!って書いてあるけど、
ホントにそう思います
前に読んだ動機の中にもあったと思うけど、
犯罪捜査をする刑事の視点じゃないんですよね


警察小説は個人的にあまり好きじゃないので、あまり読む気に
ならない分野なのですが、読み始めたらグイグイと引き込まれます
でも、この人の言い回しはわかりにくくて苦手です
警察の隠語もわからないし・・・


陰の季節
天下り先ポストを退こうとしない大物OBの真意を探る――って話。
警務部の二渡という男が主人公。管理部なのかな・・・。
よくわかんないけど
ちなみにこの二渡、他の話にも出てくるんですが、
この話ではちょっと情けない感じの人に思えました
でも、他の話を読むとどうやらやり手というかキレ者というか、
そんな感じなのでちょっとびっくりしました

最初はそのOBが嫌なやつだな~ってだけ思ってたけど、
刑事として、父親としてよくできた人だった(なんか偉そうw

読後感いいです


地の声
4作の中で1番ミステリーぽいかも
こいつ怪しい~と思ってた人がやっぱり犯人だと思ったら、違うし
でも、ミステリーとして読んでたわけじゃないしね言い訳


黒い線
顔-FACE-の主人公が出てきます
ちなみにドラマは見てたんですけど、原作のほうはまだ読んでません
婦警って肩身が狭いのかな
二渡が瑞穂にとっていい人事を行ってくれることを祈ります



これは読後感悪かったなぁ
確かに意外な結末ではあったけども
全体を通して、4作の中で1番つまらなかったです













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